百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

秋雨前線

2019-08-21 18:58:38 | Weblog
夏の終わりと共にやってきたのは“秋雨前線”
ひと昔前と違って夏休みに台風もやってくるし、なんとも困ったものだ
最近の“秋雨前線”は秋を伝えるというよりも、異常な湿気をもたらし、そこに夏の終わりも相まってなんとも身体を辛くさせてくれる
本来の“秋雨前線”通過後、一時的に西高東低になった際に寒気がやってくることがあり、通過の前後で気温が数℃ - 十数℃低下して急に冷え込むことがあるはずなのに

昔をみつめる

2019-08-20 20:54:05 | Weblog
ある人が「星を見つめる」ことは
「昔をみつめる」ことと同じだという
言われればそうで、「星をみる」とは私たちはずいぶん前に星から放たれた“光”をみていることになっている
光の速度は最も速いと言われているが、1秒間に30万km(真空状態で)しか進んでおらず、太陽でさえ8分20秒程かかるため、私たちは8分20秒前の太陽の姿を認識しており、もし太陽がなくなったとしても消滅後、8分20秒後にしか私たちは知ることができない
なくなっても放たれた“光”は私たちの目の前に届き続けている限り、私たちは太陽が消滅したことを知ることがない。
存在していた昔の“姿”をみつめているということで「昔をみつめる」という表現になったということだ。

種子の歴史

2019-08-19 22:21:14 | Weblog
種子にはそれぞれ歴史がある
例えば野沢菜は、江戸時代、野沢村(現・長野県野沢温泉村)の僧侶が京都への遊学の際に持ち帰った天王寺蕪の種が先祖とされている、天王寺蕪は天王寺付近が発祥の地とされるその当時のブランド野菜で、与謝蕪村が「名物や蕪の中の天王寺」と詠んだほど全国にその名は知られていた。その天王寺蕪の中でもあまり良くない蕪の種(カブの部分が大きくない)を野沢村へ持ち帰り、あまりにも可食部が少ないので葉を漬けてお漬物にされ、これが有名になったという。
京都の千枚漬けで有名な「聖護院かぶら」は、その昔聖護院村(現在の京都市左京区)の農家が、滋賀県の兵主菜蕪(ひょうずなかぶ)を譲り受けて栽培されたことがきっかけとなったという。
それぞれの種子はその土地土地の環境に馴染むだけではなく、生活の一部になることで、その土地になくてはならないものになることで生き延びていく。

木を切る

2019-08-18 20:03:30 | Weblog
今日は水路を少し覆っていた木の枝を払うことにしていた
しかし実際には枝を払うというより「木を切る」という作業になった
それは思っていたよりも枝の下の方を切った方が作業の効率が良さそうだったためで、鉈ではなく鋸でしっかり切ることにした
「木を切る」という作業は「枝を払う」作業よりも何か心しないといけない気がしてこちらとしても気持ちが少し引き締まる
木も一生懸命に生きている
こちらも心してかからないと!
「木を切る」
お互い明日のために今日を生きる

ウェブ小説

2019-08-17 21:38:30 | Weblog
パソコンからスマートフォンに移行する中で、「ウェブ小説」の世界にも変革が巻き起こっているという。
それは一話あたりの文字数が半減しているという。
いまや「ウェブ小説」はスマートフォンで読まれることが前提で書かれているという。ということで、短い文で視線移動のストレスを減らし、物語の『谷』を一話で処理することが重要だという。
また会話形式で進むタイプや細切れに読んでも文脈の把握がしやすいものが好まれているようだ。
スマホからまた何か新しい世界が拡がるのかもしれない。

わらび餅

2019-08-16 20:39:30 | Weblog
「わらび餅」というと「蕨」の粉、つまり「蕨」の根っこのデンプンを乾燥させた白い粉末状のものが原料になるが、これは「葛」同様少量しかなかなか採れない(一説には10kgの蕨の根っこから、70gしか採れないといわれている)。なので実際にはほんの少しだけ原料として使用はされるが、その他大半は異なる澱粉が用いられているという。
また、奈良はわらび粉の名産地といわれ、奈良や近くの京都ではわらび餅の名店が数多く見られ、京都では餡入りの蕨餅が古くから親しまれてきたが、実は本蕨を使った餡入りタイプのわらび餅は保存に向かないため、夏の間は販売されないことが昔の常識だった。
そんなわらび餅が販売されていて、岐阜の老舗だと思って買ってみたら、東京の会社が販売店になっている。なんとも不思議な時代に入っている。

扇子

2019-08-15 23:33:16 | Weblog
夏は「扇子」
昨今、あらゆるところで冷房が効いているので、一見不必要なもので、ただの在りし日の小道具のようだが、いやいやどうして、やはりやさしい風が欲しい時はあるものだ
冷房の効いている部屋であっても少し暑く感じた場合は「扇子」で風を送ったり、最近は猫を扇いでやったりしている。猫は扇風機の風はあまり好きではなさそうだが、私の「扇子」から送られてくる風は結構お好みのようで、すぐに身体を伸ばしてリラックスした体制をとる
「扇子と猫」なかなか面白いタイトルだ

素心

2019-08-14 21:21:02 | Weblog
「素心」でありたい!
趙治勲先生の扇子である
なかなか「素心」になれない
何があるのか
何もないはずなのに
「素心」でありたい!

今日は新潟の上越市で40.3℃を記録、北陸など日本海側は山越えの乾いた熱風が吹き下ろす「フェーン現象」も発生し、気温上昇に拍車を掛けたようだ
埼玉県熊谷市では昨年7月23日、最高気温が摂氏41.1℃を記録。2013年に高知県四万十市で記録された41℃を上回り、観測史上最高気温となっている

流通小売業

2019-08-13 21:22:57 | Weblog
日本の流通小売業の売上高で最も大きいのはイオン、そしてセブン&アイ、そしてアパレルではあるがSPA(製造小売)のファストリテイリング、家電のヤマダ電機、そして五位が三越伊勢丹だったが、ここにパン・パシフィック・インターナショナルが食い込んでくる様相を見せている
純利益はセブン&アイ、ファストリテイリング、ニトリ、だが、ここにも530億のパン・パシフィック・インターナショナルが食い込んできそうな勢いで、流通小売業の淘汰はまた一歩進んだといえる
アメリカでは名門の高級百貨店バーニーズが今年の7月破産した。アメリカではネット販売が猛威をふるっており2019年には約9,000店舗、来年は12,000店舗の小売店が閉店する見込みだという
パン・パシフィック・インターナショナルとは今年の2月に社名変更をした「ドン・キホーテ」のことだが、今一度どういう小売業を追求するべきなのか、日本のあらゆる小売業が問いかけられている

盛夏

2019-08-12 17:13:27 | Weblog
暑くなければ「夏」ではない
しかしこうも「暑い」となんとも辛い
昨年と同じような気温のようだが、今年は梅雨が長く、少し油断してきたのかもしれない
身体には環境に馴染むまで少し時間が必要だ
それは動物も植物も同じで如何に馴染むかが鍵になる
馴染まないとなると住む場所を変える必要性が生じる
移動することは動物にとっては難易度は高くないが、植物にとっては少しの工夫と長い時の流れが必要になる
長い年月で考えると種が絶えずに生存し続けるためには永続的な努力が必要でそれは自己のためではなく子孫のためだというから、なんとも勇ましく気丈である