百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

20歳の思い

2016-01-11 21:09:25 | Weblog
ーーー今年成人になる若者達のアンケート結果からーーー
若者達に訊ねました。
「日本は、将来良くなる」34%
昨年の結果よりも ダウン↓すること10%。
「自分の将来は、良くなる」68%
昨年の結果よりもアップ↑すること5%
(株式会社マクロミル 調査)

どうも自国の将来にはあまり期待していない若者達だが、
自らの将来は国の動向に左右されずに築きたいようだ。
国の幸せと自己の幸せのベクトルを合わせずに、どういう
幸せ感を醸成したいのか、具体的にはわからないが、
従来のように高度成長と共に幸福感を膨らませてきた
われわれの感覚とはおそらく違うとこに価値観を見つけている気がする。

多神教汎神国

2016-01-10 21:01:06 | Weblog
先進国の中で我が国は唯一の多神教汎神国だといわれている。
対して一神教である他の先進国は、創造主神を唯一としている。
我が国、というより国民の多くは、いろいろな神の存在を信じ、その存在以外にも、すべての事象に神が宿ると思っている。
新年を迎えると初詣に神社に行くし、葬儀には寺院と関係をもつ、結婚式では教会に何気に行くし、今日は十日戎といって神社へ参る。
八百万(やおよろず)の神というと、自然のものすべてに神が宿っているということの象徴であり、ヨーロッパではSHINTOとして紹介されているようだ。所謂、山の神さま、田んぼの神さま、…トイレの神さまというわけだが、こういう信仰の方が何かと白黒つけたがる現代社会で、駄目だったら殺してしまえとなりがちな時代において、逆に人々から求められるようになるのかもしれない。

わが記憶、わが記録

2016-01-09 23:30:34 | Weblog

自分の歴史を振り返り、整理してみると、そこには滔々と流れる時代があり、生身の人間達が生きている。
そこには葛藤があるようで、躍動があるようで、焦燥があるようで、落胆があるようで、振り返ると実はそこには記録として残る事実しかない。
部分部分だけ残された不確かな記憶は、事実なのかは何とも定かではないが、記憶だけが頭の中でゆっくりと生きている。

※「わが記憶、わが記録 堤清二×辻井喬オーラルヒストリー」中央公論社

イノベーション経営

2016-01-08 21:14:31 | Weblog
経営、事業には「魔の川」「死の谷」「ダーウィンの海」の3つの関門があるといわれている。
「魔の川」とは研究から製品化へ、つまり研究・開発段階から
「死の谷」とは開発から事業化へ、
つまり製品化から事業モデルづくりへ
そして「ダーウィンの海」とは事業化以降、市場でどうコンペティターと差別化を図り、顧客支持を得るか、という実際企業として利益を出して如何に社会貢献するかが問われるという。
何ともわかりやすい話だ。

※写真は今読んでいる本

七草粥

2016-01-07 23:37:11 | Weblog
お正月気分も今日の“七草粥”で一掃(僕の場合、あまり正月的な日々ではなかったが、…。)される訳だが、今年のテーマをそろそろ決めたいところだ。
今年は原点回帰、基盤固めの年としたい。もう一度、農業の基本の土づくりから学び直し、また別の視点で今後の農業の新しいカタチを模索したい。
トーマス・ライソンの『シビック・アグリカルチャー』は何かのヒントになりそうな気がする。


※「スマート・テロワール 農村消滅論からの大転換」松尾雅彦著 学芸出版社

小寒

2016-01-06 21:44:22 | Weblog
今日は小寒。
小寒と言えども、今年は何とも暖かく、日中は3月中旬の気温だったりする。
暖かいことはインフルエンザの流行を抑え、生活するには過ごしやすいことは過ごしやすいが、スキー場には雪がなかなか積らず、ワカサギ釣りをしようにも氷が張らない湖面では不可能で、寒ブリも例年より大変水揚げが少なくなっているという、やはり季節はそれなりの方が何事にも良く、寒い時には寒い方が望ましい。
昔から『寒さが暖かいと凶作』『厳冬はコメ豊作』と言われている。

*写真は村上春樹「職業としての小説家」第10回・誰のために書くのか?より

箱根駅伝

2016-01-05 21:32:33 | Weblog
何故か、正月は箱根駅伝を観る。
高校サッカーや高校ラグビーもあるが、朝からやっているという点からも、何故か早朝からひと仕事を終え、TVをつけると駅伝にチャンネルを合わせてしまう。
東京箱根間往復大学駅伝競走、所謂箱根駅伝は、その昔1917年に東西対抗で行われたレースが原型のようだが、その後早稲田、慶応、明治、筑波(昔の東京高師)の四大高駅伝競走をもとに現在のカタチをとるに至ったようだ。
今年2連覇を達成した青山学院大学の原監督は箱根駅伝の改革私案として
・出場校を全国に広げる
・エンターテインメント性の向上
・高校、大学、実業団の対抗駅伝 等
をあげている。
箱根駅伝の本来の目的が『五輪に通用する選手の育成』だとすると、今一度その在り方を見直す良い機会かもしれない。

現実が正解

2016-01-04 20:29:38 | Weblog
年末のTVドラマで立川談春さんの『赤メダカ』があった。
その中で談志師匠は
「現実は正解なんだ。時代が悪いの、世の中がおかしいのと言ったところで仕方がない。
現状は事実だ。
そしてその現実を理解し、分析してみろ。
きっとそこには、何故そうなったかという原因がある。現状を認識し把握したら処理すりゃいいんだ。
その行動を起こせない奴を俺の基準で“馬鹿”という。」
と志らくさんに向かっていう。
それを陰で聴いていた談春兄さんは翌日からすべてを受け入れ行動を変え日々精進するという、何とも学びの深い話があった。
 

全ゲノム解析

2016-01-03 21:30:28 | Weblog
微生物の生産能力を引き出して得られた天然有機化合物を、医薬・農薬あるいは生化学研究用試薬として使用し、人類の福祉と健康の向上に多大な貢献をしていたことで昨年ノーベル賞を受賞した大村博士は、従来なかった技術としてS. avermectinius(ストレプトミセス・エバーミチリス)の全ゲノム解析を世界に先駆けて成功し、この放線菌がavermectin の他に37種の有機化合物(第二次代謝産物と呼ばれる)を作る遺伝子を有することを明らかにした(Proc. Nat. Acad, Sci., USA, 98, 12214 (2001), Nature Biotechnol., 21, 526 (2003))。そのことで、この研究領域に携わる研究者達を驚かせ、また世界的に高い評価を受けたといわれている。

初詣

2016-01-02 15:59:53 | Weblog
大晦日は珍しく雨の中での初詣になった。
昨年、元旦の午後から降り続いた雪は京都では56年振りの大雪を記録した。
しかし今年は、大晦日の夜に少し雨が降っただけで、元旦は穏やかな晴天に恵まれ、何とも気持ちの良い一日となった。