百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

初雪??

2005-12-06 20:55:46 | 季節
比良山系も雪化粧、三上山(近江富
士)もうっすらと雪化粧。いよいよ
本格的な冬の到来。
そろそろ麹の仕込を始め、本日は寒
風の中、お味噌づくりの準備をしま
した。
麹と言うと、やはり命は室(ムロ)。
昔は地下に糀室(コウジムロ)をもって
おられ、そこで仕込んでいくのが普通
だったと聞きますが、僕はミカン箱大の
温度と湿度管理の出来る箱の中で、麹
米をやさしく発酵させます。
あとは、シバタプラセルファームの無農薬の大
豆とお米、和歌山の梅農家御用達の天
日塩で合計五日間で仕上げ、夏までの
間、熟成させ、土用に天地返しをして、
秋に頂く事が出来るのです。
冷たい水に冷たい風、寒風の中でこそ、
美味しいお味噌が息吹く環境といえるの
でしょう。

アサザ基金

2005-12-05 21:09:48 | 循環
霞ヶ浦・北浦は、その昔「汚い、臭い、危な
い」湖と言われていたそうです。
その富栄養化の原因は無秩序に湖に流れ込む
生活排水や農業排水の窒素分やリン酸分の過
剰分。それらを植物性プランクトンが食べ、ま
たそれらを動物性プランクトンが食べる。それ
らを食べた魚達には、確実にそれらのチッソ・
リンが溜めこまれる(統計ではチッソで2.5%、
リンで0.5%のようですが)。ということで、そ
の湖から魚を水揚げして、熱処理し、魚粉化し
て流域の有機農業・特別栽培で使用すれば、湖
からチッソ・リンが回収出来て、生態系保全を
図るチャンスが到来、なるほど“ピンチがチャン
ス”今年5月から、数年の構想を経て霞ヶ浦・北
浦では魚粉事業がスタートしたようです。
琵琶湖でも始めたいナァ・・・そういう事業!!!

お墓の花筒

2005-12-04 20:54:33 | 循環
お墓の花筒の中の水の中でも
小さな循環が繰り広げられて
いるといいます。
つまり、生物が生まれて死ん
でいく、有機物が微生物やバ
クテリアを食べて・・捕食連鎖・・
分解を促進したり、微生物
(菌類)が眼に見えないほど
の小さな有機物を更に分解し
ていたり、そんな小さな中に
も大きな社会が継続的に凄い
速度で進んでいるそうです。
なかなか奥が深いですねえ、
お墓の花筒の狭い世界の中と
いえども。

県立大学

2005-12-03 22:09:37 | 農業
県立大学で開かれた環境保全型農業の経済性に
ついての論文発表会を聴きに行って参りました(
シバタプラセルファームの柴田さんの発表もあったので)。
学問としての農業と実学としての農業、それらを
環境というフィルターを通すと結構ややこしくな
る・・・ただ僕達の目指しているのは、経済性も
あり、もちろん環境にやさしく、永続性がある、
・・ということは少し効率とか量産とかに問題が残
るだけで、でも仮に微生物やバクテリア等まだまだ不
思議な自然の力を更に活用できれば想像以上の効
率化が図れたり、いろいろな方々の参加があれば
結構量産という課題も解決出来るかもしれない。
もっともっとみんなで知恵を絞ろう、未来のため
に!!

もう12月!!

2005-12-01 08:27:47 | Weblog
もう12月・・・たくさんの忘れ物をしながら
年を越すのは嫌なので、しっかり一つひ
とつをクリアしていかないと・・・と焦る気
持ちとは裏腹に。

・HPもそろそろニューバージョンへ刷新を
・注文頂いている“新味噌”の発送を
・そろそろ麹と味噌の仕込を
・ハウスを来春に向けて片付け
・落ち葉を拾い堆肥作り   等等

風邪をひいてしまい、一昨日は百姓にな
って初めて昼から寝込んでしまいました。
珍しく発熱もあり、ちょっと身体が宙に
浮かんだ感じと頭の中のグニュグニュした感
じに違和感があり、多くの方々にはご迷
惑をおかけしながら半日しっかり休まさ
せていただき、ありがとうございました。
また、昨日からは元気に仕事をさせてい
ただいております。
アダプターも安価で見つかり、なんとか
プログもHPも従来通り更新できそうです。
もうしばらくお待ちください。