百姓通信
自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!
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有機農業って何??
実は有機農業の定義は未だ明確になっていません。
化学肥料を使わず有機質肥料を使っただけで有機だといったり、農薬を使用しなければ、一部化学肥料を使っても有機農産物といったりしているのが現状で、生産者もそうですが、消費者も同様なことが多々あります。
日本有機農業研究会は、その目的に『環境破壊を伴わず地力を維持培養しつつ、健康的で味の良い食物を生産する方法を探究し、その確立に資するとともに、食生活をはじめとする生活全般の改善を図り、地球上の生物が永続的にに共生できる環境を保全すること』を掲げており、化学肥料や農薬を一切使用せず、環境保全資源循環型で、安全・安心な食としっかり結びついた農業のことを私達は有機農業と考えています。
日本有機農業学会では『有機農業が社会的に拡大することは、とりもなおさず生命や環境への負荷が軽減されることであり、高く評価すべきことではある。しかし、有機農産物の一面的な商品化が先行し、「日本農業をめぐるトータルシステム(生産-流通-消費)の構造変革」と「経済主体(生産者、消費者、関連事業者など)の意識変革」を目指す有機農業の思想や運動の理念が無視されるのであれば、有機農業の健全な発展は期待しえないし、単純・無制限な利潤動機に基づく新たな市場競争を招来する可能性すら存在する。』と単純な有機農業の普及は有機の本質を見失う可能性があることや社会全体で思考が変革されないと市場原理主義に侵されることを可能性があることを危惧しています。
ということは、有機農業は、単に農業のカタチを指しているのではなく、食と農と環境のあり方を語り、更には未来の社会の在り方にまで、もしかすると今や社会や文化がどうあるべきかを問い掛けるような哲学的なものになっているような気がします。




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