磚茶(ジュアンチャ、ひちゃ、とうちゃ、せんちゃ)は、英語圏ではTea brickと呼ばれていて、『磚』とは煉瓦という意味で、煉瓦あるいは敷石のような薄い長方形の板状のものを指す。新疆ウイグル自治区の回教徒の為に、持ち運びに便利なように加工されたのが始まりとされる。チベットの「バター茶」も磚茶をほぐして煎じて作り、「茶馬古道」で雲南からチベットへ運ばれたのもこうした茶である。
四国の碁石茶もその流れを汲む、中でも花磚茶は、同じ磚茶という名称を使用してはいるものの円柱形で、日本においても明治から第二次大戦前までは熊本県宇城市小川町などで紅磚茶が生産され中国やロシア方面に輸出されていたという歴史がある。
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