百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

うなぎの寝床

2020-11-22 01:18:06 | Weblog
昔、渓流の脇の穴の空いたようなところに「鰻」が沢山いたという。
結構、丸々と太り、なかなか捌くのにも手間がかかり、かつ包丁もしっかり研いでおかないと役に立たなかなったというから、さぞ食べがいがあったことだろう。
今は渓流に土砂が流れ込み「鰻」等の住処がなくなったという。
渓流に土砂が山から流れ込むのは、戦後山の手入れができていないことと昨今のゲリラ豪雨が原因のようだ。
そう言えば、温暖化のお陰(⁈)で今年は秋刀魚や鮭が不漁だという。温暖化にどの程度人間が関与しているのかわからないが、黒潮と親潮が交わることで良好な漁場を形成している日本列島の太平洋側の黒潮が海水の高温化で北海道の道南まで伸びているという。当然、秋刀魚等は回遊ルートは変更せざるを得なくなり、産卵のために遡上したい鮭等は海水が18℃以下にならないと河口にさらに到達できない状況に追い込まれているという。
生き物は今を生きているが、その生き様から未来が見えてくる。私たちも私たちの今の生き方が未来を築くことを忘れてはならない。

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