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百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

丹波ハピー農園!

2008-10-05 21:21:06 | 循環
昨日、亀岡にある京都学園大学を訪れた帰り道、少し周り道をして、丹南市の丹波ハピー農園の堀さんを訪ねてみた。
もう陽も翳り、里山の秋の表情はしっかり写真におさえめることは出来なかったが、元気な溢れんばかりのエネルギーを感じる田畑を拝見することが出来たことは幸いだった。
丹波ハピー農園の堀さんは無施肥の自然農(自然農法というより「自然農」という表現が最適)を始められ、14年!! 最近は、「十年ではまだまだわからない、三十年かなぁ、わかるには・・・」とニコニコ笑顔で話される。
なんとも農とは奥の深いもの、これが正解!とはなかなか見えてこない。見えたと思っても、更に奥があり、それをやはり追求しないとオモシロクナイ!!というのが彼の本音のようだ。
いま、丹波ハピー農園では『夢色米(農園主・堀さん命名の15種類の混作)』が花盛り!!

養生

2008-08-02 21:27:20 | 循環
「予防というより、『養生』といい、“いのち”を大切にし、『心』を感じる。」そんなモットーを基本に地域医療に取り組む診療所が熊本にあるという。
「医は食に、食は農に、農は自然に学べ《医・食・農の連携》」が基本理念で、自ら田畑を耕し、作物を食べて暮らす。普通のことを普通にし、“いのち”を自分ごととして捉え、生きる原点をみつめる。たしかに、循環の輪が小さい時代はわかりやすかった、しかし、この循環の輪が少しずつ拡がることで、お金の輪が必要になってきた。このお金の輪が見えない“いのち”を更に見えにくくし、お金がお金を生む仕組みの方が最も効率よくわかりやすい気がしてくる。そして最終的にはお金だけで成り立っている錯覚に陥る。
生き方も食も多様化し、日々の生活に追われながら、「つくって食べて暮らす」の循環が生き方の原点であることを再度確認するその精神が『養生』にあるという。なるほど!!!

有機性廃棄物の飼料・肥料化

2008-06-21 03:39:01 | 循環
私たちは、サン愛ブレンドとして地域に眠る有機性廃棄物の飼料・肥料化に取り組んできた。昨今の飼料・肥料の高騰で廃棄物の再生は大変注目を浴びてきたことはうれしいが、懸念していることがふたつある。
そのひとつは、へんに注目されることで今後考えられるのは有機性廃棄物の値上げだ。根拠のある値上げは良いが、根拠もないのに連鎖的に価格を吊り上げたり、売り惜しみをしたりするコトを画策する方々がいる。所謂、市場経済といえばそのものだが、経済ゲームをしているわけでは私たちはない、如何に循環型の持続可能な安定した社会が構築できるか数年に及んで、またいろいろな方々の協力を得て進めてきた私たちの夢をこんな方々につぶされたくはない。もうひとつは、食品会社のトップは「企業の環境貢献のために是非取り組みましょう」と言ってくれても、実際に現場の反応は「こんな面倒な作業を提案してくれて、ありがた迷惑・・・」「産廃業者に一括処分でよいのに、・・」といわれる場合がある。私たちはいくら安価でも有価で買うのであるから、再生物にも“商品”という意識を持っていただきたい。折角有効なものを手間を惜しんでカビさせたり、腐らさせたり、百姓だから何でも使えるだろうでは私たちのパートナーとはいえない。
これらのふたつの課題は近代社会が創り出してきた象徴的な利益偏重型・効率追求型企業の特徴であるが、少し俯瞰した中での他利のあり方、短期ではなく長期での安定した社会づくりへの貢献を企業価値として捉える意識の改革が現代社会には必要なのではないだろうか。


カムイスペースワークスブログ

2008-06-16 21:02:52 | 循環
「よりよく」を追求する社会では、
「稼働率を下げて時間を生み出す」
「なるべく売らない」
「なるべく作らない」
 が成り立ちます。
もうそのちいさな動きは、スタートしています。
赤平の共和町で、ちいさな産声が上がっています。
あとは、この子の輝きを、しっかり支えれば良いだけです。
頑張らなくちゃ。
真実は輝きを失いませんから。たとえその光が弱くても。
 http://myhome.cururu.jp  植松氏の6/11 記

まだまだ私には難解な問題ですが、一日も早く植松さんのように未来の社会のあり方を問い続け何がしかの結論を出したいと思っています。
「売らない」「作らない」なかで貧富の差をつくらない、安全・安心な真の豊かな社会の模索はもうすでに始まっているのですから。

ガネーシャ!

2008-06-03 23:34:58 | 循環
こちらはシルクロードのお土産ではなく、早くもTVドラマ化が決定した『夢をかなえるゾウ』の主役の象さん…ガネーシャです!!
なかなか面白い本です、噂通りに!!
是非読んでみて下さい。
関西弁の如何わしい神(ガネーシャとは人間の顔と象の頭、四本の腕を持ったインドの大衆神)に毎日マイニチ課題を与えられ、嫌々ながら(‥でも、喜んで)自己変革に取り組む主人公・僕の物語、こんなに生きる喜びのヒントが手軽に詰まっている本は珍しい!!ホント!

地方の元気再生事業

2008-04-24 22:05:16 | 循環
地方再生の総合的な支援の一環として、平成20年度から、「地方の元気再生事業」が実施されるそうです。この事業は、国がメニューなどを決めずに、地域の創意工夫や発想に基づく自由な取り組みの立ち上げを包括的に支援するもので、各地域の提案の中から支援するプロジェクトを選定し、立ち上がり段階における、地域づくりの専門家の派遣や社会実験の実施などのソフト分野を中心に、国が包括的かつ集中的に支援するもののようです。
詳しくは http://www.gov-online.go.jp 政府広報オンライン 参照下さい。

あまりもの

2008-04-10 23:57:05 | 循環
あまりもの・・・世の中にはたくさん余っているものがある。何故余ってしまったのか??少し考えるとわかることだが、ひとつは、ある人にとっては必要だがある人にとっては無駄なものということか、または、大切だが保管、保存することが困難ということか、量と価格のバランス及び輸送コスト等が見合わない等等の事情が、そこにはありそうだ。
でもそこでもうヒト工夫することをしてこなかった現代社会の誤りがあり、21世紀はそこにもうヒト工夫することを信条としたいものだ!!特に日本のように資源がない国で今後目覚しい成長が期待できない(いい意味でしっかりと安定した成熟社会に挑む)国としては、ここで知恵を絞らなければ未来は見えてこない!!
様々なあまりものになってしまっている資源を、地域も業種もクロスオーバーした中で再生し、今一度それらの“勿体”を活かす社会づくりを目指したい!!