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永人のひとごころ
住吉会・『関 功』新会長が就任
住吉会『関 功』新会長が就任
週刊アサヒ5・1特大号
新会長の報が駆け巡った!
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住吉会は1世紀を超える伝統を誇る老舗博徒組織である。関東一円に根を張る巨大組織がこのたび代替わりを断行することを発表した。
新会長が誕生した背景には何があったのか、本誌はその全内幕に迫った。
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4月18日埼玉県内にある住吉会の関連施設で毎月定例の幹部会が開かれた。副会長以上の役職の幹部ら300名が一堂に会するため、施設の敷地内にある駐車場は関東近県、東北ナンバーの車両で早くから埋め尽くされ、腕章をつけた誘導係の若い衆も走りまわっていた。
そして午前11時30分ごろ、『幹部会』は開始されたとみられる。その席上、突如として、次のような重大な報告が行われたのだ。
「福田晴瞭会長が会長職を退き、新たな会長に関功会長代行が就任する」1998年に住吉会会長に就任し2005年には住吉一家七代目も継承して名実ともに住吉会トップとして君臨してきた福田晴瞭会長の会長退任の知らせは大きな衝撃だった。
住吉会では例年4月に大幅な人事改革が行われることが多かったが、数年前から組員にマスコミとの接触を禁じているため、なかなか内部の動向はうかがい知れなかった。
だが今回の「新会長誕生」の報は、ことが事だけに、瞬く間にヤクザ社会を駆けめぐり、大激震が走った。
この突然の報告に際し、関功新会長はマイクの前に立ち、力強く、「よろしくお願い致します」という旨の挨拶を述べた。それに対し、300名を超す幹部たちからは、一斉に拍手が湧き起ったという。
また福田会長は会長職を降りるだけで、住吉一家七代目総長にとどまることも明らかとなった。
住吉会と住吉一家という二つの重責をおよそ10年間も背負ってきたが、今後はもっぱら住吉一家に集中し、さらなる発展を目指す狙いがあるのだろう。 続く