小さな庭

デジタルな仕事について20数年、だからという訳でもありませんが、アナログな世界に惹かれます。

上野を歩く 観て食べて

2017-07-03 | ウォーキング

前回、上野に出かけたのは春でした。
その時にランチをとった上野黒船亭で創業感謝サービスいうことで、食事券1000円分を
2枚もらっていたのですが、期限が9月。
ちょうど東京都美術館で、旧約聖書「バベルの塔」の話をブリューゲルが描いた「バベルの
塔」展が開催されていることもあって、観たい食べたいの相乗効果で先日上野まで出かけて
きました。

人気の展覧会だけに混雑しているという情報に、ちょっと足踏みしていたのですが・・・。
会場はイヤフォンーガイドがある作品や人気のある作品の前は人垣ができている程度でした
が、さすが「バベルの塔」の前は、列をつくるように指示されて止まって鑑賞することはで
きませんでした。ただ、正確な描写や背景となる情景を感じ取ることはできました。
また、関連のボードやビデオも充実して、やはり観てよかったと思いました。


同展覧会期間中に美術館近くの東京芸大ギャラリーで「もうひとつのバベルの塔」展を
やっていたので、寄ってみました。
ここではべベルの塔内で働く1400人の人物を平均170センチと仮定して、算出した
塔の高さ510メートルの150分の一の模型が精巧に作られていました。
細部にわたってリアルな表現を見ることができました。

ブリューゲルの作品は、今から40数年前にも鎌倉の県立近代美術館にも来たことがあ
りました。もっとも代表的な「大きな魚は小さな魚を食う」の作品は、衝撃的でした。

この作品を今回も観ることができ、作品そのものが思ったより小さかったのは、ひとつひと
つの細かな描写が私の中ですっかり大きく印象付けられていたことに気が付きました。

お昼もだいぶ過ぎてから、1000円オフのチケットを使って、ちょっと贅沢なランチを食
べました。その味はさすが洋食の老舗だけに、シンプルで懐かしい味がかえって新鮮でした。
美味しかった!

忍ばすの池のハスは、すっかり池を覆っていました。今まで四季折々、いろいろな忍ばすの池
を観てきたと思いましたが、この季節は水面がすっかり隠れてしまうのですね。少し季節が早
かったのでしょう。ハスの花は、大きな蓮の葉に隠れるようにわずかに咲いていました。

コメント (6)
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