2日目 遠野市
盛岡市郊外の神子田(みこだ)朝市は、早朝から開いているということで
前夜にタクシーを予約しておいたのですが、この日は9時の盛岡発で遠野に行く予定だったので
朝市から盛岡駅へ戻る時間に間に合わず、残念でしたが断念となりました
盛岡駅から新花巻駅まで新幹線(所要時間は12分)、JR釜石線に乗り換えて遠野までは54分、
車窓からは色づいた田んぼが広がり、その原風景に遠野への期待が膨らみます
遠野駅に下り立ちました。この日もお天気に恵まれ、
遠野と言えば、柳田國男の「遠野物語」に代表される民話のふるさととして有名です
駅前でお出迎え 「北風の舞とカッパ」
遠野物語の世界である妖怪と神の物語の世界を、ここ遠野で楽しみにしていました
伝承園
遠野地方の昔から伝わる技術や行事が、人々の生活文化を後世に伝承する施設として
今でもその昔からあった遠野の人々の生活が語り継がれています
オシラ堂(御蚕神堂(農業と養蚕の神様)
オシラ堂 遠野物語に出てくるオシラサマ
貧しき百姓のところに美しき娘あり一匹の馬を養っていると
この家の娘が馬を愛して終に夫婦になった
ある夜、父は此のことを知って馬を連れ出し、桑の木に吊り下げて殺してしまった
娘はその馬の首に乗ったまま天に昇り去った・・・
願いを書いたオシラサマ着衣を
若い女性と馬の顔が一対となった神様に着せると願いが叶うとされる
千体のオシラサマが展示されている
福泉寺
県内唯一の祈願霊場として祈りをこめて参拝する人が多いそうです
遠野駅より東北の地点にあり、小高い丘の上から遠野の街を一望できます
カッパ淵
遠野物語58話に、遠野の小川の淵にカッパが多く住み
人々を驚かし、いたずらをしたという話がたくさんのこっているそうです
小川はうっそうとした茂みに覆われ、なんとなくカッパが住んでいそうな雰囲気
カッパを捕獲する釣り竿も用意されています
カッパ淵の岸辺には、2体のカッパ像(カッパ狛犬)を祀る祠があります
遠野の散策は一日あればと思ったのですが、思ったより民話の世界は、広く点在し
サイクリングでまわるのが楽しいかなと思いました