
こんなかわいい雛ゲシが、我家にやってきたときは、なんと気のきいた風の贈り物と思っていたところ、翌年から庭のあちこちから顔を出し、なかなかの繁殖力に驚きました。このナガミヒナゲシは、道端にも群生している野生植物で、もともとは地中海原産の帰化植物なのだそうです。色がなんとも可愛らしく、花弁は和紙のような薄さで、5月のそよ風に心もとなく揺らいでいます。でも花後の実は、あの毒を持つケシの実の姿にも似てアヘンを連想してしまいますが、この雛ゲシは別種なので心配はなさそうです。花の可愛さからして、その実にはアンバランスな面白さがあります。そんな折、今日は道端で紫がかった雛ゲシに会いました。とっても素敵でした。
