ドル円は105円半ばまで下げたところでとりあえずの達成感を得て軽く上げてきた。ダウも16000円を本格的に割り込むまでには到らなかった。いずれもこのあたりを底と見る市場参加者が多いため、買いが入ったものだ。ただ、それにしては、戻しが弱いということは否めない。やはり、下げの背後にあるのがQE停止という大きな流れであるためだろう。
ということで、基本的な相場観は変わらず。リスクオフ局面であるので、基本は円買い。ドル円を中心に戻り売りということで行きたい。ドルストレートは問題が米国であること、ここしばらくのドル買いの反動があることから、ドル売りが強くなっている。ユーロドルはしばらく触らず様子見し、リスクオフが強くなる時の短期の豪ドル売り(ドル買い)を中心に行っている。ドル円100円が迫るまではこの方針で進めていけば問題ないだろう。
またこのドル円の下げの過程で80円程度で買ったものを若干処分した。これは万一、この先の下げで100円を大きく割れる場合がある時の保険ということである。今回の下げはおそらく根深いということ、また、ドルの金利上げがかなり遠くなり、ドル円のスワップによる長期ロングのうまみが出てくるのはかなり先になりそうなことなど、環境の変化ということもある。
前にコメントで指摘していただいたが、サブプライム前のドル円のスワップ益は、今から考えると本当に多かったと改めて思い返している。
| Trackback ( )
|