昨晩のNY市場はコロンブスデーで債券などがお休みだったが、株式市場は、最後で急落した。ダウの下げも大きいが、ナスダックがかなり大幅な落ち込みだ。さらには、S&P500のオプションの各種指数から算出されるVIX指数(市場の変動が大きくなると参加者が感じる指数)が24を越えてきた。VIXは平常では20を越えることはなく、これは完全に異常値だ。掲げた月足チャートからもわかるように、月足での今回のVIXの上昇ぶりは、サブプライム/リーマンショック時、その後の2010年、11年の大幅下落の時と酷似している。リーマンの時は別としても、2010年にはダウが1000ドル以上、11年には2000ドル以上の下落を示しているわけなので、今回も16000ドル以下15000ドル程度までの下落は十分に射程に入ってきた。為替も、今朝はドル安(ユーロ高)で反応しているが、今後、円高(クロス円安)と、ドル安(ユーロ高)が波状にやってきて、ドル円が続落するという展開が予想される。
ここまで来ると自分としてもクロス円売りについで、ドル円売りもOKということで参入している次第だが、前に述べたように、ダウの変調は、かなり異常である可能性があるので、注意しつつしばらくドル円の戻り売りに移行していきたい。
米株関係の記事を読むと、これを大きな調整と見て買いのチャンスとするものもあれば、極めて大きなリスクオフ到来と見るものもある。為替も含めて、ここしばらくは勝負のしどころということになろう。
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