FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



リスクオフ相場となってきて、ダウの動きが重要になってきた。一日のドル円の動きもダウの先物価格と連動しており、こういう時はダウ先を見ておくことは重要だ。ダウ先のレジスタンス、サポートは、ドル円の売り買いの重要な参考となる。また、アメリカの国内の雰囲気をつかんでおくのも必要なことだ。あまり時間がないので、衛星放送のテレビをゆっくりと見るまでの余裕はないが、最低CNNやNYtimesのサイトはざっと見て、様子を知っておかないといけないだろう。
 
今日のCNN(international版ではなくUS版)のサイトのトップはずっとエボラだ。亡くなったダンカンさんを治療していた女性看護師が感染したニュースをずっとやっている。もし、他の看護師にも感染している場合、その影響は甚大だ。防護服を着ていたにもかかわらず感染してしまって、まだその原因がつかめていない以上、治療行為による感染の拡大が懸念されるからだ。可能性はきわめて低いが、これ以上の拡大があると、経済活動への影響も考えられる。ダラスは500万人以上が住む全米5位の人口の都市であり、ここからの航空機ネットワーク、物流のネットワークも広く広がっている。当該地域でエボラが拡大した場合、その地域からの食品などの移動が困難になる可能性もある。いろいろ考えると、絶対に感染の拡大を阻止しなくてはならない。
 
というような連想を働かせると、株の買いという気持ちはちょっと薄れてくるのではないか?





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昨晩のNY市場はコロンブスデーで債券などがお休みだったが、株式市場は、最後で急落した。ダウの下げも大きいが、ナスダックがかなり大幅な落ち込みだ。さらには、S&P500のオプションの各種指数から算出されるVIX指数(市場の変動が大きくなると参加者が感じる指数)が24を越えてきた。VIXは平常では20を越えることはなく、これは完全に異常値だ。掲げた月足チャートからもわかるように、月足での今回のVIXの上昇ぶりは、サブプライム/リーマンショック時、その後の2010年、11年の大幅下落の時と酷似している。リーマンの時は別としても、2010年にはダウが1000ドル以上、11年には2000ドル以上の下落を示しているわけなので、今回も16000ドル以下15000ドル程度までの下落は十分に射程に入ってきた。為替も、今朝はドル安(ユーロ高)で反応しているが、今後、円高(クロス円安)と、ドル安(ユーロ高)が波状にやってきて、ドル円が続落するという展開が予想される。
 
ここまで来ると自分としてもクロス円売りについで、ドル円売りもOKということで参入している次第だが、前に述べたように、ダウの変調は、かなり異常である可能性があるので、注意しつつしばらくドル円の戻り売りに移行していきたい。

米株関係の記事を読むと、これを大きな調整と見て買いのチャンスとするものもあれば、極めて大きなリスクオフ到来と見るものもある。為替も含めて、ここしばらくは勝負のしどころということになろう。





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