FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



昨日あたりから、ドルストレートでのドル買いが再開されてきた。ユーロドル、豪ドル等がどんどん売られ、クロス円でも下がってきている。相場の基調は長期ドル買い(QE停止をみすえて)なので、それ自体は不思議でもないが、ここしばらく急激なドル高への反動からか、ドル売りが目立っていたので、面白く感じる。しかも、ファンダメンタルからは、QE延長あるいは再開を囃してのドル売りだっただけに、これはFOMCで断固としたQE停止が打ち出されるのか?とうがった見方をしてしまう。
 
ただ、ここでの注目は、ドル買い、ドル売りというドルストレートでの現象ではなく、ユーロドルが売られてドル買いになっているにも関わらず、ドル円の上昇が鈍いあるいは横ばいというところだ。すなわち、このドル買いは、いわゆる古いタイプのドル高・円高(投資資金の現金化・安全資産化)というものであって、リスクオフの局面に見られるタイプなのではなかろうか。とするなら、今107円台に上げてきたドル円も近々106円、そして105円と、円高に押されて下げていく可能性が高いと思う。
 
最近、自分のトレードにはこういうタイプの思考が多い。ファンダメンタルでも、テクニカルの順張り・逆張りでもなく、ロジカルに通貨の動きを分析して、現象の背後にある市場参加者のロジックを見てトレードするというものだ。昨日あたりの、ドル円の上昇に連れてのクロス円の上昇への違和感もそうだった。こんなところでクロスで円売りするロジックはあり得ない。ドル円は万一108円もありかと思えたが、クロス円はドル高が絡むのでそんなにどんどん上がる理由はまったくない。ということで売りだった。これがうまくいくようになると、相場予測も不要、いわゆるテクニカルも不要となるのだが。
 
いずれにせよ、次のイベントの28日からのFOMCでは大きく動きそうなので、じっくりとポジション構築していきたい。基本は、やはり円高シフトおよび長期のドル高志向と考えている。


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