前に書いたようにVIXは上昇は急激で、下降はゆっくりという傾向がある。だから、まだこの後もダウの下落があるなら、それほど間を置かないで再下落になるはずだ。もし2週間も小康状態なら、今回はここまでということでいいだろう。ということで、今週の動きには最も注目される。
現状ではダウ先物は昨日終値よりも150ドル程度低く、軟調な動きであり、ドル円もそれに引かれて106円台となっているが、じっさいの市場のオープンを見ていきたい。
なお、前のエントリーのコメントにも書いたが、ようやく、富士フイルム(富山化学)のエボラ薬のアビガン錠が、大量生産に入ったようだ。昨日も書いたように、現状、大量生産可能なのはこの薬だけであり、今後、各国で治験的な投与が行われるにつれて、その効能が明らかになってくるだろう。インフルエンザ薬としては「失敗」だったこの薬が、エボラ薬としてよみがえるとは、開発者も想像していなかっただろう。薬学の分野の面白さと言える。国内には、インフルエンザ対策の備蓄薬としてあちこちに備えられるはずであり、今後エボラが国内で発生した時には、たいへんに頼りになる存在である。
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