FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



今日もダウが下げているようだが、エボラリスクが顕在化してきた点もひとつの要因だ。リベリアからの入国者が発症したわけだが、さきほどのCNNの号外によれば、すでに80人から100人の接触者(および間接接触者)が発見され、モニター下に置かれているようだ。今現在も、接触者の探索中でさらに増えると思われる。もし、万一、これらの接触者(学校に通学している児童を含む)から新たな二次感染者や発病者が生じた場合は、リスク度はさらに高まるはずだ。そのようなことがないことを祈るが、現状ではただ祈るしかない。
 
エボラの最大の発生国であるリベリアは、もともと米国の解放奴隷が入植して作られた国家である。その隣国で、やはりエボラが蔓延することになったシエラレオネは、英国の解放奴隷が入植して作った国家である。いずれも両国にとっては関係も深く、往来も多い。また、それだけでなく、そのような関係から、見捨てることが決してできない国なのだ。リベリアについていち早くオバマが言及し、重大事態を宣言したのはその意味がある。
  
今回の米国の感染が首尾良く1次感染者の一人で留まった場合でも、第2第3の感染者入国があり得ることが容易に予測される。それだけに、リベリアとシエラレオネでのエボラの撲滅が望まれるわけだが、まだ決定的治療方法が発見されておらず、人海戦術による隔離だけがもっとも効果のある方法だ。ひろく世界からの人的・金銭的支援が必要なゆえんである。



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