FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



株価はさすがに強烈な下落だったので、行きすぎ是正で今日は大きくリバウンド。ただ、デッドキャットバウンスである可能性もあるので、もうしばらく様子を見たい。ドル円もよく反発したが、昨日落下を始めた146円台がレジスタンスになっているようで、そこで止まっている。とりあえず145円ハイから戻り売りをかけているところだ。

しばらくは、株価・為替とも変動が大きそうなので、FXも用心しつつ、軽く戻り売りで進めてみたい。それにしても、すごい相場である。0.15%の利上げという本当にちょっとしたことだが、事前のアナウンスなく「突然」であったこと、そして、アベノミクスの十数年にわたる金利の抑圧が取れたというシステムの変更、直前の為替介入による市場の不安定さ、それらすべてがあいまって、ドル円のものすごい下落を引き起こした。もうすこしうまいやり方はあっただろうと思う。事前に利上げを匂わせつつ、市場と慎重に対話しながら、介入なしで利上げだけを行ったほうが良かっただろう。




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日経平均が下げ幅最大となった。ドル円も146円台から141円台まで下げて、リーマンショック以来の一日の変動幅ではないだろうか。個人的には、145円を割ってからのリバウンドがツイートしたようにごく弱かったので、146円ローで大きく戻り売り。その後はほぼ売りっぱなしで、下に行くにつれ徐々に買い戻した。一日で5円というのはほぼ限界だろう。やはり、中期的には、円売りポジが完全に消え去って、日米金利差をダイレクトに反映すると思われる135円を目指していると考えていいだろう。昨日書いたとおりである。その後、円売り再開になるのか、米国利下げにより、さらに円高になるのかは、今後のファンダメンタルズを見て判断したい。株価対策として、米国で緊急利下げが行われるという予測もあるが、その可能性も高いことも考慮したい。

しかし、この相場を見て、円買い介入をして円安を潰そうとした神田財務官をはじめとした財務省勢力をほめる人がまだいるだろうか?人為的な思考や操作には無理があるということを思わざるを得ない。神の手にかわって、官僚が自由に相場を操縦できるというのは思い上がりだろう。

今週もリバウンドはありつつ、円高に向かうと考えている。適宜、時間軸を見ながらドル円の戻り売りで進みたい。







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ドル円は162円近くから146円台まで落ち込んだわけで、すでにここまででも歴史的な円高変動の部類に属すると思う(水準ではなく、変動率)。いろいろな分析と発言から、この過程が見えてきた。まず「円安バブル」の分析は、ここまでたびたび引用してきた、吉田恒氏の分析が当たっていたように思う。これ(引用部の右上のチャート)はTwitter(X)での吉田氏作成の、日米金利差とドル円の比較チャートだが、5月から、金利差とドル円との乖離が始まり、7月に最大値に達する。つまり5月から7月が「バブル」ということになる。最大値あたりから当局の介入が入り始めて、ドル円が下降し(円売りポジが解消し始め)、日銀の利上げで、とどめを刺されたという構図だ。ご覧のように両方のチャートのラインは接近しており、もし5月以前のような平行した動きとなれば、今のドル円の「適正値」は135円になるということになる。
 
ちょうど、神田財務官のインタビューが流れて来たが、彼は為替チャートを熟知しているようだ。それなら、たぶん、この金利差との比較チャートは見ているはずで、これを「投機バブル」と認識していたのだろう。いつも発言で「投機筋」と言っていたことと符合する。
 
思うに、政府内では、円安許容派(アベノミクス賛成派)と、円安潰し派(財務省派)とが対立していて、植田氏は両方からの板挟みになっていたのではないか。その中でいらだった財務省(神田氏)が介入で動いていたという構図だと思う。しかし、最後に財務省派が勝って、植田氏に利上げ許可がでたのだと思う。若干の唐突さがあるが、ここにも、意外な決断をする岸田の影があるように思うのは、うがち過ぎだろうか。
 
それはともかく、先のチャートが正しければ、それが是正される135円くらいまでは円高になることになる。ただ、米国金利がさらに下がれば、底はさらに遠くなる。今後のドル円トレードには、米国長期金利の動向と、先の比較チャートはツールとして必須のものになるだろう。

当面のドル円トレードはやはり戻り売りだろう。動きが非常に不安定なので、短いタームでの戻り売りが有効だと考える。



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日本の利上げに続き、超絶悪い雇用統計が来て一気にリスクオフが悪化した。日経平均が時間外にさらに大幅に下げて(来週月曜は日本はリアルブラックマンデー)、Xのタイムラインの株クラを中心に、悲観論が台頭している。実際に、FRBの緊急利下げや9月0.5%利下げがあるとなると、為替側もドル円の下げが140円では止まらない可能性がある。植田の利上げを非難する声もあるが、これは植田氏はよく理解していて、円安非難の声に抵抗していたわけだが、政治家の「利上げしろ」という圧力に負けた。植田氏の内心は「言わんこっちゃない」であることは間違いない。アベノミクスの最後の幕引きがこうなることは歴史の必然である。国士きどりで円買い為替介入をしていた神田氏などの財務省勢は、こうなるとピエロのようである。
 
下げ相場のコツだが、まずは戻り売り。これが自由にできるのがFXの最大のメリットなので活用する以外にはない。ショートというように時間軸は短く買い戻すこと。突然の好材料でのリバが恐いからだ。買い戻す目安の利幅はフィボナッチやN波動など波動を中心に見ること。あとはMACDなどオシレータも同時に見ておくとよい。

今回は株の下げがあるため、米国側の対策が利下げ、日本側は「お手上げ」なので、当局の対策はドル円の下げに繋がる可能性が高い。この点でも為替は戻り売り優位の相場だと思う。大底でロングしたいのはやまやまであるが、これはチャートの形が決まってこないとだめなので、現時点では判断できない。
 
昨日も書いた長期保有のロングポジの処置が一番難しい。底が分かれば安心なのだが、この相場では、140円が底であると断言しにくい。トレンド転換かどうかも、結局底当て問題に帰着するわけであることは昨日書いた。これは個々人の資産量(証拠金の倍率含む)によることなので一般化は難しい。じっくり考えて下さいとしかいいようがない。(自分自身は前から書いているように、長期保有ポジはここのところゼロとしている)。

個人的トレードとしては、一応基本イベントが終わったが、まだ動きが不安定なので、お盆休みはスマホで軽くドル円の戻り売りでもしながら、休みを満喫したいものだと思う。







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昨日は、ドル円、東京、ロンドンではあがって151円近くまで行ったが、NY時間から落ち始め結局149円ぎりぎりというサポートラインまで落っこちた。30日の分のシカゴ筋の円売りがどの程度の枚数か、来週になるとわかるが、まだ10万枚弱くらいはありそうで、そのあたりが崩れるかどうか微妙なところだ。円ショートがほとんどなくなるまで崩れた場合140円近くになることになる。現状149円でサポートされているようだが、もうすこし下もある雰囲気である。

円キャリートレードの崩れでリスクオフとなり、全世界的株安だが、構造的にはさほど大きなものではない。リーマンショックの時のようなことには至らないだろう。ドル円が下げ止まれば止まる。ドル円の動きを見て、株その他を買い増すのにはよいチャンスである。ただ、149円が底かどうかはまだわからないので、タイミングは難しい。

為替トレードもロングポジションを保持し続けている人は、含み益がまだあっても、含み損になっていても気になる場面であるが、上にかいたようにトレンド転換ではなく、一時的下降であると現時点では判断している。日米金利差があることを理由に、再度円売りになるというシナリオだ。ただ、底がかなり先ならば、円高転換と大差はないわけで、ロングガチホ勢は慎重に考えるべきであろう。私としては現状どちらとも言いにくい。

相場としても、こういう感じで上下が激しく、安定しない見込み。基本的にはもう一段の押しもあることを第1シナリオで、適宜上下についていきたい。今日は、様子見。ほぼノートレ。


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昨晩、まずNHKから利上げの報があり、次にいつものように午前2時に、日経から、利上げ後0.25%となるリーク報道があった。これは期待される満額。これはたまらないというので、すぐにお試しドル円ロングを153円ミッドで全部切って、ツイートした。今日の朝からの動きはご覧のとおりだが、特に植田会見のタカ派ぶりが目立ち、ドル円はあっという間に前回安値の151円ミッドを割ってしまった。こうなるとかなり底なしとなり、週足の前回安値の141円あたりが見えてくることになる。さすがに上下動もあるだろうから、一度に下がるものではないが、1時間足以上の上位足がすべて下げている現状ではロングはできそうもない。ファンドの円売りポジションがかなり解消されるのを待つしかない。

そういうことで、自分は、早朝にノーポジ。夕方になってちょっと戻り売りをしているが、お試し程度である。今週はFOMC、雇用統計もあるので、模様眺めをして週末に改めて考えたい。




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明日の日銀では利上げはないだろうという思惑からか、ドル円は一気にあげて一時155.2に到達した。今は利食いで押されているようだが、夜のNYでは再度155円になる可能性が高い。実際の所どうなるかはわからないが、まったくゼロ回答だと円安が進みすぎるという考えもあるだろう。日銀の落とし所が気になるが、0.1%上げあたりの形だけというのが一番考えやすい。これだとドル円は一時下げてから大幅上昇の可能性が高い。まあ、楽しみなことである。

ということで、しばらく持っているドル円ロングはそのまま継続。FOMCもあるし、雇用統計もある。まあ、運試しにそのまま続ける可能性が高い。


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先週末のビットコインカンファランスにトランプが登場し、全面的な支持を表明したようだ。トランプはAIにも非常に積極的であって、ビットコインでもAIでも米国が第一になることを目指している。このシナリオを書いているのは、おそらくピーターティール周辺だろう。ピーターティールはいわゆるペイパルマフィアのボスで、米国ハイテク界のひとつの頂点に立つ人物だ。ペイパルのからみで、イーロンマスクと、またYコンビネーターでの関係で、サムアルトマンとも知人である。

トランプが当選するかどうかはまだわからないが、すくなくとも大統領選の主たる公約の中に、ビットコインとAIが入るというのは前代未聞である。これらが、今後の世界でどれだけ重要なものになるかがわかるというものである。また、それは私自身がここでずっと書いてきたこととも同じで、これからの10年、20年は、AIと暗号通貨が世界を根本的に変える時代になると思う。
 
当面、ビットコインは6.5万ドルあたりを動いているが、8万ドルをつけるのはそんなに遠くないだろう。米国のビットコイン企業のマイクロストラテジーの社長のマイケルセイラーは、上記カンファランスで、20年後には、1ビットコインが1300万ドル(今のレートで約20億円)になると発言したそうだが、そこまでいかないまでも、いまある金(ゴールド)全部と同じ価値を実現するとして、10年くらいのうちに、60万ドル(約1億円)になるのは必然に思われる。



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さて、相場は夏枯れ風だが、材料は多い。今週は、日銀・FOMC・雇用統計と続く。しかし、なんと言っても日銀会合だ。利上げはあるか、国債買い入れ額減少の規模は、というところだが、予想は付きにくい。ただ、ここまでかなりこの日銀の件は円高に織り込まれている気配が強く、また、利上げも、減額もすごく大規模にはしにくいわけがあるので、結果として、事実で(ドルを買う)(円を売る)になるのではないかというのが大方の見通しである。とは言え、見通しで大規模に張るのは危険過ぎる。様子見程度のトレードとしておきたい。

トレードは153円あたりからドル円ロングを継続している。何しろ指標ごとに上下するので、そこそこにしている。31日の日銀まではこれで様子を見て、直前の動きでさらに考えて行きたい。



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軽い152円割れを達成したところで、米国指標がよく、米10年国債利回りも上がりで、ドル円も反発している。このまま上げるかどうかは、来週の日銀次第というところ。いずれにせよ、円売りのポジションが介入その他で崩れているので、本格的再構築までは今しばらくの時間がかかる。ここからはさらに不安定な相場になるはずだ。無理せず短期トレードで行きたい。

当面は短期でドル円ロングトレード。31日までには一度撤退する予定。


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