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韓国ドラマ 「その女の海」終わり

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 面白い面白いと書き続けたKBSのTV小説「その女の海」が終わりました。最終回はダメで、えぇこんな終わり方?とガックリ。もやもやとした後味の悪さが残りました。ラスト2回で中央情報部の蛮行が描かれ、悪役キム・スンウクがさらに罪を犯して逃げ回り、最後は行き止まりの崖から落ちて死んでしまうという、あっけない終わり方。主人公スイン(オ・スンア)とソヌ(チェ・ソンジェ)は結局結ばれませんでした。
 まあそれでも「その女の海」はTV小説ドラマでは久しぶりに人に勧められるドラマでした。
 
 採点10点満点中6点
 
 
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 韓国ドラマ「その女の海」を引き立たせているナレーションは声優のソ・ヘジョンです。
 韓国ウイキより
  TV小説のアイデンティティであったナレーションが久しぶりに「その女の海」で復活した。しかし過去のTV小説に比べるとナレーションの演出は非常に少なくなっている。
  ナレーションのソ・ヘジョン(서혜정)を調べてみました。
  ソ・ヘジョンは韓国の大物声優です。1982年KBS17期生。映画、アニメで陽気な声、かわいい声を巧みにこなす。
       
 
 
 「その女の海」が面白いのは、ソ・ヘジョンの落ち着いたナレーションの効果も大きいですね。
 現在放送中の「波よ波」はキャバレーの歌付きですが、ナレーションの演出のほうが良いと思いながら見ています。
 
 
     
    
 TV小説「その女の海」、新しく始まった「花を咲かせろダルスン」もそうですが、ムン・ジェイン政権に変わったので、脚本家や演出家が民主派の意向を組んだドラマ作りに移っているように感じました。
 「その女の海」では有無を言わせず中央情報部に連行されると水責め拷問し、「花を咲かせろダルスン」では親日派(植民地時代に日本軍に協力した人々のことを言う)の罪をベースにドラマが展開していきそうです。
 植民地時代、軍事独裁政権時代の膿を描かないと本当の韓国の姿を見ることはできないかもしれません。
 
 逃げた民主派が落としたビラを拾っただけのソン・ジョンボムが中央情報部に連行されました。
 悪役のキム・スンウクが通報で中央情報部に連行され水責め拷問が描かれました。このシーンは残酷でした。観ていて思ったのは「この拷問受けたら水を見ただけで怖くて顔など洗えないだろうし、狂ってしまうだろう」ということでした。
 拷問は人格を破壊します。受けた恐怖や痛みは永遠に記憶に残り、夢にも現れます。拷問中に亡くなる人もいます。
 日本の戦前の治安維持法のように「共謀罪」が有無を言わせぬ逮捕・拷問につながらないか心配です。
 
 
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