人が生きる世の中(サランサヌンセサン)
毎日韓国ドラマと映画と音楽でヘンボケヨgooblog
「チャングムの誓い」③ イヨンエ出演ドラマ
![イメージ 7](https://stat.ameba.jp/user_images/20191110/10/karennda-1/46/b6/j/o0092012614636127460.jpg?caw=800)
「チャングムの誓い」ではイ・ヨンエの魅力が十二分に発揮されました。聡明で美しく、清く正しい人。韓国の女優では声が一番きれいでやさしい人です。
「チャングム」を観た後にイヨンエのドラマを10作観たのですが、意外だったのは「チャングム」のイメージと違う役柄が多かったことでした。
家庭の事情や貧乏などで環境に恵まれなかったり、シニカルで世の中を斜めに見てしまうような、一言でいうと屈折した性格の役が多かったことです。
「アスファルトの男」1995年(SBS)のイ・ヨンエは不幸の極めつけでした。派手な化粧で米軍クラブに出入りし、未婚の母になり、韓国にいられずアメリカへ渡ります。苦労と貧乏のなかで働きながら娘を育てます。アメリカ人と結婚するも、酒を飲むと人が変わり、暴力を振るう酒乱の男でした。このドラマは他の話しも暗くて重くて、途中でギブアップしました。![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20191110/10/karennda-1/c1/b0/j/o0360009014636127462.jpg?caw=800)
![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20191110/10/karennda-1/c1/b0/j/o0360009014636127462.jpg?caw=800)
「宮廷女官キム尚宮」1995年(KBS)では朝鮮王朝歴史上3大悪女であるキム尚宮を演じました。「チャングムの誓い」のキョン・ミリ以上の悪役で、光海君のために王を毒殺します。
![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20191110/10/karennda-1/d5/a8/j/o0403013014636127467.jpg?caw=800)
「絆」1996年(MBC) イ・ヨンエは孤児院育ちで、ミステリアスで暗い影のある役です。ただ話が重くて暗くて古臭くて、途中でギブアップしました。
「私が生きる理由」1997年(MBC) ソン・チャンミンと共演で二人とも汚れ役を演じています。家が貧乏、親が病気なので、性格は地味で真面目でお酒が飲めないのに、家族のために場末のバーでホステスをしています。
「ドクターズ」1997年(MBC) 冷たくて利己的なチャン・ドンゴンを愛していますが、チャン・ドンゴンはイ・ヨンエのことを都合のいいときだけ呼び出して付き合うだ
けの女としてしか思っていません。愛のないチャン・ドンゴンとは別れるべきだとは思っていますが決心がつきません。「チャングムの誓い」とは正反対の、明るさのない屈託のある役を演じています。
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20191110/10/karennda-1/c6/c0/j/o0334012014636127471.jpg?caw=800)
「波」1999年(SBS) 両親がいなくて、祖母に弟と育てられた貧乏大学生で、イ・ジェリョンと付き合いますが、学費稼ぎのため、クラブでホステスをします。それがイ・ジェリョンにわかってしまい、罵倒され病気になり、お寺にこもってしまいます。コンプレックスがあって晴れ晴れとしませんが、どうにか誤解も解けて結婚し、大家族の一員として、長男の嫁としても認められ、本来の素直なイ・ヨンエになります。
「インビテーション」1999年(KBS) イ・ヨンエにはイ・チャンフンという恋人がいるのに、結婚に踏み切れません。偶然再開した幼馴染のキム・サンギュンはイ・ヨンエの親友キム・ミンの婚約者でした。キム・サンギュンは婚約者を捨ててイ・ヨンエに迫ります。イ・ヨンエは、キム・サンギュンと親友のキム・ミンとイ・チャンフンの間で、ドロドロの四角関係に悩み苦しみます。
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20191110/10/karennda-1/bf/4b/j/o0450015414636127474.jpg?caw=800)
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20191110/10/karennda-1/ba/63/j/o0381011014636127477.jpg?caw=800)
「真実のために」1998年(MBC) 「チャングムの誓い」と同じ脚本家キム・ヨンヒョンの作品です。このドラマでやっと「チャングム」に近い、清く明るく前向きなイ・ヨンエを観ることができました。弁護士役のソン・チャンミンと共演です。二人とも正義感が強く、貧しい人や弱い人の力になって、金持ちや権力者と戦います。イ・ヨンエは暖かく思いやりのある人にピッタリなのです。![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20191110/10/karennda-1/a5/4d/j/o0196012614636127479.jpg?caw=800)
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20191110/10/karennda-1/a5/4d/j/o0196012614636127479.jpg?caw=800)
イ・ヨンエには「チャングム」や「真実のために」のような、正しくやさしくくじけない、いつでも前向きな人を演じ続けてほしい。屈折した役や暗い役は他の人でもできますが、「チャングムの誓い」はイ・ヨンエでなければ演じられなかった、と強く思うのです。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 「チャングム... | 韓国時代劇 ... » |