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韓国ドラマ 「家族なのにどうして」②

 
 
 画像は「家族なのにどうして」OSTから、”道の上で”チェ・ベコの歌です。この歌を主人公ユ・ドングンがドラマ最終回で歌いました。ユ・ドングンの”道の上で”はオリジナルのチェ・ベコの数倍も上。声が穏やかで詩の感情表現が素晴らしい。さすが上手な役者は歌も味があると思いました。チェ・ベコの歌はこちら→。https://youtu.be/FI6JknPCiBQ
 
 
  道の上で
 
 長い夢だったのだろうか あの遥かな歳月は
 激しい風の中で本当に長く歩いたものだ
 長い夢だったとしたら あっけなく忘れるだろうか
 答えのない道を独り寂しく歩いてきた
 青い葉が芽生え 鳥たちがさえずっていた
 庭で色とりどりの花が香る 美しい時間は過ぎ去り
”ありがとう ふれあったゆかりの人々 美しかった思い出に笑顔で挨拶しないと”
 まだ私に時間が残されているのなら
 今宵は孤独な杯をなみなみとみたそう
 去らなければならない 時間になったのなら
 今宵は最後の杯にくちびるを当てよう
 長い夢だったとしたらどこまできたのだろうか
 扉を開いて立つと 冷たい風だけがよぎっていく 風だけがよぎっていく
 
 あたたかいドラマが終了しました。悲しくて楽しい、楽しいけれど悲しい。けれど元気が出る最終回でした。
 
  家族なのにどうして KBS 2014年 全53話
 
 演出 チョン・チャングン
 脚本 カン・ウンギョン
 出演 ユ・ドングン キム・ヒョンジュ キム・サンギュン ヤン・ヒギョン キム・ジョンナン ユン・パク ソン・ダムビ パク・ヒョンシク ナム・ジヒョン ソ・ガンジュン
 
 「親不孝訴訟」という前代未問の訴訟の解決策は、一つ一つ親の願い事を実行するというものです。自分勝手な子どもたちはそれによって、自然に”家族”の絆を深めていきます。
 一家団欒を取り戻すにはこういう手もあったのかと思いました。私がもしもユ・ドングンの立場におかれたら、私はどういう行動をとるのか。誰に、何を求めるのか。運命や人生などなど考えてしまいました。ドラマは少しも深刻ではなく、楽しく豆腐屋ユ・ドングン一家のドタバタを見ることができました。
 キョン・ミリとキム・イル夫婦は寝室で仲直りして笑っちゃうほど熱々。こそばゆいお二人でした。
 「善徳女王」でトンマンを演じたナム・ジヒョンの自然な演技は安心してみることができました。若手女優としてこれからも活躍してほしいですね。
 ただ演出とカメラは評価が下がります。受けを狙ったおおげさな演出は今の主流かもしれませんが、気恥ずかしさとわざとらしさを感じます。カメラもカットが早すぎて、目が疲れてしまいます。”この脚本で10年前だったら、もっといいドラマになったろうに”が正直な気持ちです。
 
 採点7点 (10点満点中)
 
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