ヤン・ ヒウン 「朝露」

 

 

　キム・ミンギの「朝露」は韓国の民衆歌として、人々に愛されてきた曲で、ヤン・ヒウンの歌で有名になりました。

　最近の「開かれた音楽会」などで、ヤン・ヒウンがオーケストラをバックに歌うのを聴いていましたが、ギターの伴奏だけで歌うオリジナルのほうがさらに素晴らしいです。キム・ミンギの歌でも聴いていましたが、この歌の良さが身にしみてわかりました。

　若い頃のヤン・ヒウンは力強さとうまさだけでなく、歌にみずみずしさと可愛らしさがあります。ヤン・ヒウンの歌は力強いので、オーケストラやバンドよりも、ギターだけなどシンプルな伴奏のほうが、歌がいきてくると思います。テレビでは地味になるので、オーケストラになるのかもしれませんが、ギターだけの伴奏でヤン・ヒウンの歌を聴きたい。　   (Kann Dorao)

 

　「朝露」

   아침 이슬 / 양희은

　長い夜を経て　草葉に宿る

　긴 밤 지세우고 풀잎마다 맺힌

　真珠よりもっと美しい　朝露のように

　진주보다 더 고운 　　아침이슬처럼

　私の心に悲しみが粒々に宿れば

　내맘에 설움이 알알이 맺힐 때

　朝の山に昇り　　　小さな微笑を覚える

　아침동산에 올라 작은 미소를 배운다

 

　太陽は墓地の上に赤く昇り

　태양은 묘지위에 붉게 떠오르고

 

　真昼の蒸し暑さは私の試練か

　한낮에 찌는 더위는 나의 시련일지라

 

　私は今行かん　あの荒れ果てた広野へ

　나 이제 가노라.　저 거친 광야에

 

　悲しみをみな捨て　　　私は今行かん

　서러움 모두 버리고　나 이제 가노라