goo

ニール・ヘフティー ⑤ 映画「砦の29人」

 

 ニール・ヘフティー(Neal Heafti)は1940年代からビッグ・バンドのプレイヤー、アレンジャーとして活躍、1944年にはウッディー・ハーマン楽団に参加、優れた仕事を残しました。1950年代にはカウント・ベイシーやクリフォード・ブラウン等のために多くの曲やアレンジを提供、自分の楽団を編成し演奏活動、レコーディングなど多彩な活動をしました。

 映画音楽の仕事は「求婚専科(Sex and the Single Girl」(1965年)からで、1965年には他に「女房の殺し方教えます(How to Murder Your Wife」、「ボーイング・ボーイング(Boeing Boieng)」「ハーロー(Harlow)」「Syananon(日本未公開)」の4作品のOSTを作曲しました。

 「砦の29人(Dual at Diablo」(1966年)は、ラルフ・ネルソン(Ralf Nelson)監督、ジェームス・ガーナー(James Garner)、シドニー・ポアチエ(Sidny Poitier)、ビビ・アンデルセン(Bibi Anderson)出演の西部劇です。「野のユリ」や「ソルジャー・ブルー」を撮った社会派のラルフ・ネルソンの監督のためか、観終わったあと重々しい気持ちが残る映画でした。

 「砦の29人」のテーマ曲は日本でヒットし、TBS「今週のベスト10」では1966年7月3日に13位で初登場、7月31日、8月21日には最高位3位、9月18日に13位にランクされました。「洋楽ヒット・チャート大事典」(八木誠著)では1966年年間チャート22位に選ばれています。

 

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 1965年のポッ... 1970~73年の... »