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こんばんわ 東京都北区の人事コンサルタント・社会保険労務士 内野光明です。
残業手当の計算において、住宅手当を計算の基礎額に含めるのか含めないのか、
ある人事担当者から質問がありました。
ご存知のとおり、残業手当の計算は、
月額給与÷月平均労働時間×1.25×残業時間数
で算出します。
残業計算にあたって「月額給与」から除外してもよい賃金はあらかじめ決められています。
そのひとつに「住宅手当」があります。
ただし、住宅手当が一律に支給されている場合や住宅に要する費用でない場合は、
除外することはできません。
例えば、世帯主は10,000円、世帯主以外は3,000円という支給をよく見かけますが、
これは除外できません。世帯主かどうかは、住宅の費用には関係ないところですので。
家賃が5万円以上7万円未満は20,000円、7万円以上9万円未満は25,000円等、
住宅に要する費用である家賃に応じていますので、除外することができます。
残業手当計算においては、住宅手当の取扱に注意しましょう。
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workup人事コンサルティング
社会保険労務士 内野 光明
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