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日本が豊かだった頃のプレイリスト

2017-05-09 21:15:51 | 音楽
iTunes Playlist "日本が豊かだった頃のプレイリスト" 203 minutes
1) サディスティック・ミカ・バンド / タイムマシンにおねがい (1974)
2) フィンガー5 / 学園天国 (1974)
3) 荒井由実 / やさしさに包まれたなら (1974)
4) 冨田勲 / Footprints in the Snow (1974)
5) 布施明 / 積木の部屋 (1974)
6) SUGAR BABE / DOWN TOWN (1975)
7) チューリップ / サボテンの花 (1975)



8) 小坂忠 / ふうらい坊 (1975)
9) 相内恵, ヤング・フレッシュ / とんちんかんちん一休さん (1975)
10) 風 / 22才の別れ (1975)
11) RCサクセション / スローバラード (1976)
12) キャンディーズ / 哀愁のシンフォニー (1976)
13) 吉田美奈子 / 夢で逢えたら (1976)
14) 研ナオコ / あばよ (1976)
15) 森田童子 / ぼくたちの失敗 (1976)
16) 太田裕美 / 木綿のハンカチーフ (1976)



17) ピンク・レディー / 渚のシンドバッド (1977)
18) 喜納昌吉&チャンプルーズ / ハイサイおじさん (1977)
19) 八代亜紀 / おんな港町 (1977)
20) 林光 / 花神 (1977)
21) GODIEGO / ガンダーラ (1978)
22) アリス / チャンピオン (1978)
23) サザンオールスターズ / 勝手にシンドバッド (1978)
24) 原田真二 / タイム・トラベル (1978)



25) 山口百恵 / 曼珠沙華 (1978)
26) 沢田研二 / LOVE (抱きしめたい) (1978)
27) Yellow Magic Orchestra / Technopolis (1979)
28) 遠藤賢司 / 不滅の男 (1979)
29) 久保田早紀 / 異邦人 (1979)
30) 矢沢永吉 / I SAY GOOD-BYE, SO GOOD BYE (1979)



31) Friction / CYCLE DANCE (1980)
32) 松田聖子 / 青い珊瑚礁 (1980)
33) 中島みゆき / 異国 (1980)
34) 南佳孝 / 風にさらわれて (1980)
35) 矢野顕子 / ひとつだけ (1980)
36) カラード・ミュージック / HEARTBEAT (1981)
37) ハルメンズ / 母子受精 (1981)
38) 松任谷由実 / 守ってあげたい (1981)
39) ムーンライダーズ / 僕はスーパーフライ (1981)
40) 佐野元春 / Happy Man (1982)
41) 中森明菜 / 少女A (1982)
42) 浜田省吾 / MY HOMETOWN (1982)



43) Mariah / 心臓の扉 (1983)
44) 坂本龍一 / Merry Christmas Mr. Lawrence (1983)
45) 大貫妙子 / 祈り (1983)
46) 尾崎豊 / I Love You (1983)
47) P-MODEL / フ・ル・ヘッ・ヘッ・ヘッ (1984)
48) アン・ルイス / 六本木心中 (1984)
49) サザンオールスターズ / ミス・ブランニュー・デイ (1984)
50) 戸川純 / 玉姫様 (1984)





■大波小波 — 橋本治はいつ転向したのか
スタジオジブリの月刊誌『熱風』4月号に載っている橋本治のロングインタビュー「どこまでみんなバカになるのか」が読みごたえがある。

世の中の右傾化が進んでいると言われているが、橋本に言わせるとそうではなくて「バカ化」が進んでいるのだ。「豊かになっていくというプロセスと、バカになっていくというプロセスはほぼ同じです」。しかもバブルが崩壊してからは「豊かになっていくというプロセスがなくなってしまったからバカになっていくという方面ばかりが目立つようになった」。その結果…。「どこまでもバカになると、やっぱり人間滅びますからね。だから50代くらいのオタクとか、フリーターみたいなのがけっこう増えているというのは、彼らが80年代ぐらいの頃に青少年だったからなんですよね」

もう少し前の部分で、「バカのほうがおもしろいというのは、やっぱり80年代に入ってからですね。昭和軽薄体といわれるようなものが出てきて、まじめなものになんで意味があるんだろうという方向に傾き始めましたからね」とも述べている。

しかしその時代にフジテレビのCMに出演し「軽チャー」路線の牽引車になったのは他ならぬ橋本ではなかったか。 —(半ズボン・東京新聞2017年4月28日夕刊)




山崎 雅弘 @mas__yamazaki 5月9日
神社本庁からこのポスターの発注を受けたデザイナー、今頃大変なことになっているかもしれない。中国人を見下す自国優越思想に共鳴して、このポスターを自分の部屋に貼って毎日陶酔していた人たちも、今頃このポスターを破り捨てている頃だろうか。神社に貼ってあるこのポスターを破り捨てに行くのか。

マガジンひとり‏ @magazine_hitori 5月8日
マーケットプレイスで3倍程度の価格をつけ「希少品につきプレミアム価格です」と説明。その業者のページを見ると数十万点の出品物があるが商品を仕入れておらず、受注後にhontoやヨドバシに発注し、転送する。botを活用して「他の書店を探すのが面倒な人」から無知税を搾り取る商法 >RT

ガイチ‏ @gaitifujiyama 5月8日
注意深く、慎重に、そしてじっくりと読む/アマゾンの「バックオーダー発注」廃止は、正味戦争の宣戦布告である

紙業師‏ @kami_wazashi 5月6日
amazonで、WDのHDD
見てたら、 なんと!
3TBが、¥600(送料無料)だと(^^;;;
今流行りの、アカウント乗っ取り詐欺かも!
住所も苫小牧市だけど地番がめちゃくちゃ!
しかも連絡先の電話番号が、アメリカのオハイオ州ときた!
#amazon #詐欺

アルルの男・ヒロシ @bilderberg54 5月3日
「リベラル」を批判したいがばかりに、自分の知性のレベルを「安倍晋三やその取り巻き」に合わせてしまっている「保守派」のなんと多いことか。お前たちが読んできた古今東西の古典の知識は安倍晋三の前ではゴミでしか無いわけだがそれでいいのかよ?

菅野完 @noiehoie 4月30日
料理本の古書を漁っていると、昭和元年から昭和10年の10年間と、昭和49年から59年にかけての10年間の日本が、どれだけ豊かで文化的かが目に焼き付いてしまって、とてもしんどくなってくる。あの20年だけだったんだよ、日本が豊かだったのって

ミカ‏ @xxpit99 4月28日
Amazonマケプレ詐欺問題といい、メルカリ現金出品問題といい、ZOZOツケ払い問題といい、最近急激に治安が悪くなってきたような気がしてならない。




現金がオークションに出され、落札者はクレカで決済。Amazonのマーケットプレイスで爆発的に増えている、激安出品で商品を送らない、結局は返金かマーケットプレイス保証となり、利益が出るのか判然としない詐欺的出品者。ナニワ金融道の「アイツが指南どおり取り込み詐欺をやれるのか心配」「アホタレ! あれでも今まで従業員を雇って利益をあげてきた人間やないか」とのセリフは、「あれでも貿易と内需で世界第二の経済大国だった国やないか」と読み替えられそう。

森友問題や東芝問題は氷山の一角。わが国は急速に貧しく、モラルが低く変りつつある。森友で名を売った菅野完氏が昭和49~59年(1974~84年)の日本は豊かで文化的だったと振り返るのを目にし、この11年間から50曲を選ぶプレイリストを作った。

iTunesの、前の曲の最後と次の曲の最初を数秒重ねて再生することができるクロスフェード機能を、きょうほどありがたく感じたことはない。キャンディーズ~吉田美奈子~研ナオコ~森田童子~太田裕美~ピンク・レディーと、6曲続く女性ボーカルは圧巻の一言。この流れで聞くと、松田聖子のボーカルがいかに革命的だったかも歴然。

女性が優勢。70年代はリベラルだった。意識高いマンガ愛好者はみな少女マンガから学んでいた。80年代に入ってもしばらくこの流れは続いたが、やがてネオリベ(新自由主義)の波に呑まれてゆくことに。50曲の後半になると、私のiTunesに入っている日本人の音楽が少なくなり、年に5曲選ぶことも苦しく。

これにつながる大きな要因は78年に始まったザ・ベストテンだ。進んで出る人、消極的に出る人、まったく出演しない人、そもそもシングル盤を出さない人、いろいろいたが、底抜けに下手な田原俊彦と近藤真彦以降、若いアイドル歌手が乱れ咲き、音楽的な成果は少なくなった。それと一線を画すとしても、82年にRCサクセションが出演して忌野さんは「芸能人になった気分です」などと言っていたが、彼はその前に坂本龍一と化粧してCMソングを歌っている。音楽より、メディア上で目立つこと。1996年まで右肩上がりだった生産年齢人口は、日本語という非関税障壁に守られた国内市場で、キャラを立てることに成功した者たちに余禄をもたらした。安直な商売は、右肩下がりのいまも改められていない。

黒船Amazonは、出版界の商慣行を壊してでも収益をあげないと、米国本社からの評価が下がるそうだ。資本主義は厳しい。日本の官僚制中央集権は、立場を得た者にはぬるま湯だ。音楽はヒドくなる一方で、私には「ゲロ以下のJ-Pop」だが、90年代の時点で業界の内側にも、「サボテンの花」「ぼくたちの失敗」をドラマ主題歌に起用し、豊かで文化的だった時代からインスピレーションを得ようとするような動きがみられたことは興味深い—



マザー・スカイ-きみは悲しみの青い空をひとりで飛べるか-
ユニバーサル ミュージック
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