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特別展 笑いのかたち - 絵が笑う絵で笑う    久保惣記念美術館

2015-10-29 | ア-トな話し
平成27年10月10日(土)~11月29日(日)

家内の知人の宇座さんから切符を頂いたので行ってきました
行ったのは10/16ですがカタログに落丁があったということで後日郵送ということになりようやく到着しました


絵画に表現される「笑い」をテーマとする展覧会。人間の感情の表れである「笑い」は楽しさや嬉しさだけでなく、悲しみや怒りや蔑みを表現するときにも見られます。そのような幅広い感情の「笑い」は絵画の中にも多く描かれてきました。本展は、笑う人物像と笑いを生み出すことを目的に作られた戯画を中心に構成。笑う人物像では、笑い興じている人々を描いた遊楽図や、作例は少ないものの肖像画において笑みを見せるもの、純真さや無垢な姿としての道釈人物画などがを展示。
笑いにはさまざまな理由や意味合いがある。また、戯画からは絵画制作者たちの豊かな発想や奇抜な表現を楽しむ。

寒山拾得(かんざんじっとく)図というのがいくつかあった



重要文化財 寒山拾得図 伝顔輝筆 東京国立博物館 蔵

寒山拾得とは中国,唐の伝説上の2人の詩僧。天台山国清寺の豊干禅師の弟子。拾得は豊干に拾い養われたので拾得と称した。寒山は国清寺近くの寒山の洞窟に住み,そのため寒山と称したといい,樺皮を冠とし大きな木靴をはき,国清寺に往還して拾得と交わり,彼が食事係であったので残飯をもらい受けていた。

良くわかりませんね(笑)

用例として、「また、寒山拾得の如、あまり非凡な恰好をして人の神経を混乱させ圧倒するのも悪い事であるから、」

作者の顔輝は字を秋月といい南宋末から元時代を代表する道釈人物の画家である。幽暗の中,不気味に破顔大笑する寒山と拾得を描く本図の表現には,元時代の顔輝派に特有なアクの強い怪異さがみられる。当時,元朝の宮廷画家であった可能性もある。

他に同じ題材で円山応挙の作品もあった


寒山拾得 少し勉強になりました



伊藤若冲 布袋図 個人蔵

ここで若冲に出会うとは・・・・感激



伊藤若冲 伏見人形図 個人蔵

私が知る若冲とは画風が少し違うが・・・さまざまな独自の技法で絵画制作を行っていたので、こう言うのもありか
他に もう一つ 伏見人形図が伊藤若冲筆で出展されていました




牛図 長澤芦雪 個人蔵

他にも谷文晁、曽我蕭白、河鍋暁斎、歌川広重 等々 凄い画家が一杯の展覧会だった



歌川国芳 人かたまって人になる 久保惣美術館 蔵

「みかけはこはいがとんだいい人だ」は没後150年 歌川国芳展; 大阪市立美術館 で見ました 
ブログはここ 国芳の浮世絵にスカイツリー?


ラクウショウ 落羽松が色付き始めました
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