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第67回 正倉院展  奈良国立博物館

2015-10-26 | ア-トな話し
2015年10月24日(土)~11月9日(月)
今年も行ってきました。8回目です

過去の展覧会です。そして、その日のお散歩です
第66回 正倉院展 正倉院「正倉」外構見学
第65回 正倉院展 正倉院展記念薬膳弁当食べました 2013年 東大寺ミュージアム へ行きました
第64回 正倉院展 2012年東大寺ミュージアム へ行きました
第63回 正倉院展 大仏プリンを本店まで買いに行き食べました
第62回 正倉院展 正倉院展記念薬膳弁当 食べました
第60回 正倉院展 奈良県庁の屋上公開見学しました
第57回 正倉院展 奈良市写真美術館へ行きました

今年の初日は凄かったようです。

午前9時の開館前には約1000人が行列を作り、昨年の初日動員数5661人を大きく上回る9673人が来場した。
10/26はバスの団体が来ると大変ですが10分待ち位で入館出来ました。館内は人で一杯です
 本年の正倉院展には、北倉9件、中倉22件、南倉29件、聖語蔵(しょうごぞう)3件の、合わせて63件の宝物が出陳されます。そのうち初出陳は12件です。

今年の人気 NO 1でしょうか?

紫檀木画槽琵琶 [したんもくがそうのびわ]
全長98.5 最大幅40.7


これが正面


 四絃四柱(しげんしじ)で曲頸(きょくけい)の琵琶(びわ)。正面の捍撥(かんばち)に古様な趣(おもむき)の山水人物図を描く。背面はシタン材製で、そこに象牙(ぞうげ)や染角(緑色に染めた鹿角)、ツゲ、黒柿(くろがき)などを組み合わせ3種類の小花文を斜格子風に配している。精緻を極めた木画(もくが)の技法をみることができる
「槽」とはシタン(紫檀)の一枚板のこと
四弦四柱の琵琶は、インドにさかのぼる五弦と異なり、ペルシア起源とされる。奈良時代に中国から日本に伝わり、正倉院には五面が伝わる。





これが背面




平螺鈿背八角鏡(へいらでんはいのはっかくきょう)

引き込まれるような美しさです



磁塔残欠(じとうざんけつ)

個人的には、今年一番と思う。三彩の小塔。わずか17.2cm 見事な美しさである

読売新聞が10/22夕刊のトップ記事に載せてました
大阪大学の高橋照彦教授が近く論文で発表するという内容の紹介がありました

「少なくとも五重塔の3基分あった可能性がある」



聖武天皇と光明皇后の仏教への心を完全な形でなくてもバラバラになったものでも組み合わせて後世に伝えたいという気持ちが伝わります



粉地花形方几(ふんじはながたほうき)(献物用の台)
天板はヒノキ材
四隅に透かし彫りのある上下二段構成の葉状にかたどった華足(けそく)が付いている
この色がなんとも言えない



展覧会の後はいつも通り中庭の 茶室 八窓庵を眺めました
紅葉は残念ながら、まだのようでした
茶室 八窓庵は、もとは興福寺の大乗院庭内にあった茶室で、含翠亭(がんすいてい)ともいう。江戸時代の名茶人、古田織部好みと伝えられる多窓式茶室として有名。大和の三茶室といわれていました。


展覧会の後は近辺の散策です
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