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ウフィツィ美術館 自画像コレクション 巨匠たちの「秘めた素顔」 

2010-11-28 | ア-トな話し
大阪・国立国際美術館 11月27日(土)~2011年2月20日(日)

自画像コレクションは、 メディチ家の大公コジモ2世(1590-1621年)の末子レオポルド・デ・メディチ枢機卿(1615-75年)が、1664年に始めました。

レオポルドは「自画像こそが芸術家のスタイル、芸術観、世界観、自意識すべてを内包している」と考え、
芸術家の総カタログのようなコレクションにしたいという想いを抱き、ウフィツィ宮の建造を筆頭に文化を核にしたフィレンツェ・ブランドを確立しようとしていました。
そして、「自画像コレクション」はヨーロッパ全土に知れ渡り、画家たちは芸術家の殿堂であるウフィツィ美術館のコレクションに自身の自画像が所蔵されることを望むようになりました。美術館創設400周年にあたる1981年には、記念事業として国際的に自画像寄贈のキャンペーンを展開し、現在では約1,700点を収めるまでになっています。

ヴェッキオ宮殿は、1314年完成から7世紀間もの間、政庁舎として使用されていました。その後、ここに住んでいたコジモ1世がピッティ宮殿に移ったことで、ヴェッキオ(古い)宮殿と呼ばれるようになりました。

アルノ川をはさんで対岸に位置するピッティ宮殿と、同美術館を空中通路でつなぐ「ヴァザーリの回廊」-ヴェッキオ橋の上ある-に展示されています。

これまで公開の機会が限られていた同美術館の自画像コレクションから約70 点を厳選し、形成期から現代までの350 年におよぶ流れを概観しようとするものです。(ホームページから引用)

写真は、ベッキオ橋-この上に「ヴァザーリの回廊」があるらしい-、お土産に頂いた絵です。



レンブラント・ハルメンスゾーン・ファン・レイン

自画像の中でも、超有名。自画像と言えば、これと言うくらい有名です。
レンブラントの作品も知らない人が居ないくらい日本で人気があります。
今回は、知らない画家(私が知らないだけのことですが)が一杯。
作品の横に、何人かの分は代表作品が印刷されています。


ジャン=オーギュスト=ドミニク・アングル



「泉」オルセー美術館所蔵。日本にも「トルコ風呂」と一緒に来ました。
成る程、こんなお顔でしたか?

レンブラントの自画像は作品のトーンにも似ているので分かりやすいですね。

モーリス・ドニ

これは作品から想像できますね。


マルク・シャガール

これは、バッチリです。まさにシャガールの世界です。


ミケランジェロ・ビストレット
現代となると、さっぱり分かりませんが
ステンレス・スチール製の鏡板に描かれたこの作品
近寄ると、上部の、真っ黒な空白に自分の顔が写ります。
「あなたの自画像」が、会場で是非試してください。
作者の製作意図が明らかな作品です。

この展覧会をきっかけに新たに日本人3名の自画像がコレクションに追加になる。
日本での展覧会で公開されました。






横尾忠則 ≪眠っている私≫

中央の顔は、立体的なお面が貼ってある。


草間彌生 ≪自画像(Self-Portrait)≫



杉本博司 ≪歪曲的宙感≫ 2010年

この人の展覧会は行ったことがあります。

杉本博司 「歴史の歴史」 国立国際美術館

自画像のコメントとして、「自画像は難しい」

各画家の苦労が滲み出ている展覧会です。

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