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四郷の串柿

2005-11-23 | 街角の話し
日本一の串柿の里である四郷地区。11月23日に例年串柿祭りが行われている。和歌山県伊都郡かつらぎ町の一角、広口、滝、平、東谷の4地区を総称して「四郷」と呼んでいる。元々は「四郷村」というのがあったが、町村合併の過程で名前が消えた。昭和30年には村名がなくなっていたが、我々はいまだに「四郷」と言っている。父の故郷である。
父の1周忌を前に、もう10数年つづいている祭りを見ようと、親戚へのご挨拶序でに訪れた。
すごい車と人である。こんなに有名だったの?
メイン会場は四郷小学校、父の母校であり、昔からここにある。
さまざまなアトラクションが用意されていて、楽しそうだが、干し柿を見るためには「平」に移動しなくてはならない。移動は主催者が用意してるマイクロバスに乗る。無料。
そこは、まったくの別天地。まさに干し柿の里。好天気にも恵まれ、干した柿がキラキラ輝いている。

ところどころの家の庭で農産物の即売もやっている。
「紀ノ川柿」という完熟の柿がある。
9月頃に渋柿をひとつひとつ袋に包んで、焼酎を入れ、渋を取る。11月頃に収穫すると絶品の甘さ。庭先で売っているのは、少々熟し過ぎて形は悪いが味は絶品。市価1個300円程度の分が、4個200円だからお買い得。
他に金山寺味噌、レモン、キーウィ等々。

干し柿に混じって、柿を剥いた後の皮も干してある。聞くと、漬け物にするらしい。甘い漬け物(?)が出来るらしい。

四郷小学校の近くに大宮神社がある。道路からすぐに急勾配の階段が続く。ここの紅葉が素晴らしい。

パンフレットによると四郷地区の農家は約200戸、そのうちの約110戸が串柿の生産を行っているとのこと。
串柿はお正月のお飾りに欠かせない物だが、鏡餅が鏡、上に載せる、だいだいが勾玉、そして串柿が剣で三種の神器を表しているとのこと。皇位継承の正統性を表す
三種の神器。宝剣を回収出来ずに怒られた義経の無念さに思いを馳せると、これからは串柿を見ると、義経を思い出すことになる(笑)

秋空に ひかるこはくの
珠のれん まほろばの郷
串柿の里

立て看板にあった歌。
スナップ写真はここにあります
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