秋の夕暮れ

だいぶ日が短くなりました

今日は妻に付き添ってもらって、徳州会病院に行きました
帰りに、テラスモールに寄り、薬と簡単な買い物をしました

帰りは、夕方６時近くになってしまい
クルマの外の景色が、もう暗いので
いつの間にか、日が短くなっているのに気付きました
なんだか、少し、寂しい感じです
いわゆる”秋の夕暮れ”です

この時期の田圃の景色を見ていると、子供の頃を想い出します
収穫を待つ稲の、甘い香りを思い起こすのです
どこか寂しい夕暮れの景色の中で
暗くなるまで外で遊んで、家に帰る・・・
当時の子供は、皆、そうでした

豊かになった現代の日本ですが
昔の方が良かった・・・と思うことは、いろいろあります
子供達が、暗くなるまで遊んでいられた時代は
私には、とても良い時代であったと思えるのです

過去に戻ることは出来ませんし
総合的に考えれば、現代は幸せな時代です
私自身、過去に戻りたいとは思いません

しかしながら
私が子供時代に感じていた、圧倒的な幸福感は
青春期から、このかた
私は、ついに、感じることはありません
子供だからこそ感じた幸福感とも言えますが
当時は、日本社会全体が明るさに満ちていたとも思えるのです

できることなら、あの時代に戻りたい
冷静に考えれば、ありえないことですが
ふと、寂しい秋の夕暮れの田圃を見ながら
私の心の奥底に、叫びにも似た感情が湧き起こるのです