湘南徒然草

湘南に生まれ、育ち、この土地を愛し、家庭を持ち、子育てに追われ、重税に耐える一人の男の呟き。

連絡遅れが意味するもの-イージス艦「あたご」の事故4

2008-03-11 18:18:22 | Weblog
イージス艦「あたご」の事故で
軍艦として、また艦長として最大のミステイクは
連絡の遅れであると思います

おそらくパニックに陥ってしまったのと
ミスの隠蔽工作のためでしょう

その任に相応しくない人物が任に当たることの危険は
こした事件が起きてはじめて分かるものです

艦長に求められる能力は判断力です
指揮官の能力はそれに尽きるのです
情報が不備な中で決断しなければならないのが実戦の指揮官です
その場合、何を優先するかというのが最重要です

おそらく「あたご」の艦長は海上自衛隊の組織を守り
自分の地位を守ることが最優先事項だったのでしょう
人命救助や、防衛大臣や総理大臣への連絡は、彼の意識にはなく
海上自衛隊という組織の中の自分の立場と
そのために自分のすべきことしか、頭に浮かばなかったのです

艦船の往来の激しい東京湾入口に近付いているのに
船を自動操縦にして、ろくな見張り員もおかず
自身は寝ていたということですから
舩渡艦長の性格がよく分かります

そして
海上自衛隊という組織は、こういうタイプが出世するということを
私達は知らされたのです
コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (Unknown)
2008-03-11 21:19:07
数ある隠蔽型海難事故の中からこの二件しか引っ張り出さないあんたの思想が奇妙だ
返信する
隠蔽型海難事故 (あきもと)
2008-03-12 16:13:08
ちょっと今回のブログは舌足らずでした。「あたご」の事故と「なだしお」の事故の関連が説明不足でした。どちらも組織防衛の隠蔽をいた点を指摘したかったのですが、ミスをしてしまいまいた。ブログを書き直すよりも、別に書いた方がいいかと思っています。他の隠蔽型海難事故の情報をお持ちの方は当方にご連絡下さい。
返信する

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