湘南徒然草

湘南に生まれ、育ち、この土地を愛し、家庭を持ち、子育てに追われ、重税に耐える一人の男の呟き。

知的所有権について

2013-04-01 19:30:42 | Weblog
知的所有権というものがあります
特許や著作権、商標のことです
デザインも含みます

この主張が、近年、厳しくなっています
模倣商品が出回り、オリジナルの利益を著しく損ないからです
そんなわけで、模造品が出回る前に、いろいろ手を打たねばなりません
そのやり方が、とんでもないことになっています

米特許商標庁(USPTO)は
Appleによる「iPad mini」の商標登録出願を拒絶しました
その理由は「mini」という語が
単に商品またはサービスの小型版を記述しているに過ぎからだそうです

米特許商標庁は常識ある見識を示しました

一般的な言語や形態は人類共通の財産です
いかなる理由があろうと
一部の者に独占使用権を与えてはなりません

「mini」も「Big]もそうですが
正方形や長方形、円や球や立方体、等々・・・知的所有権の対象外はいくらでもあります
ピタゴラスの定理や円周率を、使ってはいけないと言われたら
まともな産業は成り立ちません

私は行き過ぎた知的所有権の主張を

「情報帝国主義」

と、呼んでいます

帝国主義である以上、強大な国力の背景が必要です
弱小国や政府の主張の弱い国の国民や企業は損害を受けます

知的所有権に関しての、私の考えを文法的に表現すると

”固有名詞の所有権は主張できるが、普通名詞の所有権は主張できない”

と、いうものです

何が固有名詞で、何が普通名詞か、議論を深めたいところです
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 民主主義と歴史 | トップ | 渡辺利夫拓殖大学総長と論争 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Weblog」カテゴリの最新記事