湘南徒然草

湘南に生まれ、育ち、この土地を愛し、家庭を持ち、子育てに追われ、重税に耐える一人の男の呟き。

徒党政治と化した政党政治

2009-01-17 16:59:46 | Weblog
今日は一日、考え事と調べ事で終わってしまいました
こういう一日は、やむをえないのですが、充実感がありません

新しい企画を練っているのですが、上手く考えがまとまりません
誰かに助けてもらいたい心境になります
経営者の孤独を痛感します

しかし、この孤独に耐えられない人は経営者に向きません
何でも人と相談しながらやる人は
友達はできるかもしれませんが、経営者としては失格です
経営者としての失格とは、すなわち事業の失敗です

私は今の仕事を25年間やっています
サラリーマンを辞めてからは、ちょうど18年になります
その間、経営上の決定は自分一人でしてきました
多くの零細自営業者と同じです、私には共同経営者はいません

仕事の細かな点は、妻をはじめ、多くの人の意見を聞きます
しかし重要な決定は一人で下します
その結果については、すべて自分で引き受けるからです
誰かのせいにしたくはありませんし、できないからです

私は日本の政治家を見ていると
この人たちは、自分一人の決断の苦手な人々だなァと痛感します
すぐに仲間を集めることや、派閥に属することを考えます
自分の意見よりも、党の意見を優先します
それが政党政治なのだと、彼らは考えているようです

とんでもない勘違いです

政党というものは、原理原則で結び付くものです
党利党略で結び付くものではないのです
市場経済でいくのか、計画経済でいくのか
憲法を改正するのか、このままでいいのか
そうした原則論こそが大事なのです

個々の細かい政策では、当然意見は割れます
そんなことで、いちいち、党を除名するだとか、離党するだとか
大騒ぎするのは、政党政治ではなく、徒党政治と呼ぶべきです

自分達の利益を追求するために集まるのは徒党です
お互いを庇いあいつつ共通の利益を追求するのは徒党です
本質的に暴力団や窃盗団、不良少年グループと変わりありません
集団の締め付けのためのルールばかりが強調されるのです

政党と徒党は違います
自由な政策談義が許されるのが政党です
当然、党議党則というものはあるでしょう
しかしそれは理念によるものであり、利益によるものであってはならないのです
政党は理念の追求によって成り立つものなのです
利益の追求によって成り立っているのは、あくまで”徒党”です
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