湘南徒然草

湘南に生まれ、育ち、この土地を愛し、家庭を持ち、子育てに追われ、重税に耐える一人の男の呟き。

理不尽と不条理

2015-06-10 17:04:39 | Weblog
理不尽とか不条理というものが
人の世には付きものです

”正義も法律も無いのか!”

と、嘆きたくなるようなこともあります
でも、だからこそ、モラルや法律があるとも言えるのです

皆が、モラルを守り、法律に違反しなければ
そもそも、法律自体が不要なのです

法律は、法律だから守るというのは当然ですが
法律が常識に従っていれば
そして、民主主義社会の法律とは、そうあるべきものですから
人々が常識に従って生活していれば
法律自体が不要なのです

実際、多くの人は、一生、六法全書なんか読まずに、無事に過ごせるのです

勿論、現実問題として、残念ながら、法律は必要です
人は、皆が皆、常識に従って生きているわけではありませんし
そもそも、常識自体が、人によって、微妙に違うからです

さらに
目まぐるしく変化する現代は
新しいモノが次々と現れ
従来の常識では対処できない事態が発生しているからです

私は、いつの頃からか、過剰に正義にこだわらなくなりました

自分から不正行為をすることはありませんし
法律を守ることは、最上位においています
そのことで、私自身が加害者になる危険は避けられます

しかし、それだけでは
私や、私の関係者が、被害者になる可能性は避けられません
やむなく被害者になった時は、あまり感情的にならず
静かに、法律に従い、事態の推移を見守るようにしています

ただし、そうして思うのは
日本の法律環境は被害者に冷たいということです
これは、法律が正しく機能していないということでもあります
法律は加害者を罰し、被害者を救済する仕組みが必要です
そんな当たり前のことが、日本の立法には欠落しています

コメント
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