湘南徒然草

湘南に生まれ、育ち、この土地を愛し、家庭を持ち、子育てに追われ、重税に耐える一人の男の呟き。

憂鬱と興奮

2012-01-22 16:18:10 | Weblog
このところ、寒さで元気がありません
特に、電気のブレーカーが、すぐ落ちるので、暖房もおちおちかけられません
なんだか、気分の浮かぬ冬です

私の憂鬱はだんだんひどくなります
こういう時は、昼間、コーヒーを何倍も飲みます
コーヒーを飲むと、その時は気分がいいのですが
これがまた、その後で、鬱を引き起こすことがあるのです

私は、コーヒーを飲み過ぎると、ちょっとした鬱を引き起こします
私はこれに”珈琲鬱”と名付けています
一日三杯以上、何日か飲み続けると、なんとも言えぬ鬱に陥るのです
珈琲をやめれば、すぐ治ります

砂糖の摂り過ぎ、塩の摂り過ぎ、脂肪の摂り過ぎ、酒の飲み過ぎ・・・
何事も過ぎたるは及ばざるがごとしなのですが
何事も、やり過ぎるぐらいにしないと、真の満足感を得られないものでもあります
分かっていても、何事も、程良くとはいかないものです

精神のバランスを崩すと、身体のバランスも崩れてきます
極端に振れると、そのまた反対に、極端に振れ戻したり
人間の不安定さは、それ自体が文明を創り出した原動力でもあると思われます

文明人が、ことさら平静を装うのは
不安からの解放こそが文明の本質の一つだからでしょう

文明人は興奮や熱狂すら管理したがります
文明が創り出す様々な娯楽やスポーツは、それ自体が管理された興奮であり熱狂です
そして・・・アルコールや珈琲、煙草はもとより
薬物による興奮は、文明にはついてまわります

”人間らしさ”というのは、なかなか難しい問題です

平静も興奮も人間らしさです
笑いも怒りも人間らしさです
愛も憎しみも人間らしさです

私達の精神と肉体には、これらすべてが、予め埋め込まれています
それらが、何をきっかけに起動するのか、完全には分かっていません
私達は、自分自身についてすら、十分には理解していないのです
平静でいたい自分と、興奮したい自分がいます
コメント
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