湘南徒然草

湘南に生まれ、育ち、この土地を愛し、家庭を持ち、子育てに追われ、重税に耐える一人の男の呟き。

39歳の無念の死

2010-11-07 17:41:31 | Weblog
書きたくないことを
あえて、このブログに書くことがあります

その理由は
もし今、私が書かなければ
その情報は、永遠に、何の記録も残らず、消滅してしまうと
私自身が考えているためです

書きたくないこととは
それが、私や家族の恥となる話です
私のプライベートに関する話です
このブログを読む人は、私のことを知っている人が多くて
できれば、知って欲しくないこともあるわけです

それでも、私が、あえて書くのは
それが、いささかでも、社会的意義があると思われることだからです

今回は身内の不幸についてです

遠縁の男性が39歳の若さで亡くなりました
本当に、かわいそうな人生でした
私の知るかぎり、成人以降の彼に、好いことはありませんでした

大学生の時に父を亡くし
その後は、大学を中退し、自分の生きる道を発見できないまま
やがて家族や親族から厄介者扱いをされるようになりました
悪い仲間との付き合いから、問題行動が多く
さらに、家族間で暴力沙汰を起こしたこともあったようです

私自身、わが家を訪れた彼を
その態度の悪さを、思わず怒鳴って、叱責したことがあります
その時の彼は、私に素直に従いましたが・・・

学生時代に柔道をしていた大男を、そのように叱責する者はいなかったと思います
まして、彼の祖父は土地の名士でした
誰もが、腫れ物に触れるように、彼に接していたはずです
私は、彼の父親に成り代わったつもりで、彼を叱責したのでした
たった一度のことでしたが・・・

その後も
彼のことは気になっていたのですが
私との接点は、何もありませんでした

彼の死を知らされた時、正直なところ、私は安堵感を感じました
すでに彼の弟が家を継ぎ、家庭を持ち、立派にやっているからです
彼らの平和や幸福を、これ以上、乱してほしくない・・・との思いが
私には強かったからです

その死が人に安堵を与えるということに
私は、彼の人生の、本当の不幸を思いました

彼の死は
畑の中に停めた自分のクルマの中で発見されました
死後、何日か経過していたようです
当然ながら、司法解剖がされました

伝聞ですから、詳しくは分かりませんが
どうやら心臓発作か脳卒中のような死因のようです
体中が蝕まれており、病院で心臓手術をする予定があったそうです
クルマの中もゴミだらけで、タバコの火が燃え移った跡があったということです

不思議なことは
なぜクルマの中で死んでいたのか?
ということと、さらに
死の直前に、彼の口座から2000万円もの大金が引き出されていたことです

私は、彼は殺されたと考えています

警察には、せめて預金を引き出した時の映像を金融機関に確認してほしいと思います

彼のこれまでの行動は、同情の余地のないものでした
彼の死もまた、彼の身近な人々には、悲しみだけではない複雑な感情があります
それでも、もし彼の人生の最後に、無念の思いが残るようなことがあったとしたなら
それを晴らしてやりたい・・・そんな思いが、私には残るのです
コメント
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