湘南徒然草

湘南に生まれ、育ち、この土地を愛し、家庭を持ち、子育てに追われ、重税に耐える一人の男の呟き。

幼時の幸せ

2007-07-08 13:53:01 | Weblog
少年時代を想うと、楽しい記憶とさびしい記憶とがあります
楽しい記憶はだんだんと薄れ、さびしい印象の方が強くなります
普通は反対ではないでしょうか
人は自分の過去を美化するというではありませんか

長い間、私は自分にとって一番幸せなのは少年時代だったと考えていました
特に、小学校に入る前の幼年時代です
それこそ、太陽は輝き、緑は輝き、人々はやさしく・・・
自分にとって幸せしかないような時代に思えていたのです

ところが自分の子供と比較してみますと
スポーツクラブに行ったこともありませんし
親と出掛けるのも、たまに親戚の家に行くくらい
遊び場だって、ただ近所を走り回るだけです
ステーキを食べたこともありませんし
そもそも、レストランに入ったことも、ほとんどありません

自分では幸せだと想っていた幼年期少年期が
今、想いだすと、なんともさびしい日々に思えてくるのです
当時は、周囲もみな、そういう状況でしたから
自分だけ不幸だとか、さびしいなどと感じることはありませんでしたが・・・

末の子はまだ2才で、いつもニコニコして幸せそうです
庭の日当たりの良い場所に一人ぽつんと立っている姿を見ると
幼い日々の自分を想像します
おそらく自分もあんな子供であり、そしていつもニコニコしていたにちがいない
そこにいるだけで幸せなのだ
それこそ、太陽は輝き、緑は輝き、人々はやさしい・・・
コメント
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