無意識日記
宇多田光 word:i_
 



あちゃー。前回の日記で事実誤認をやらかしたので訂正してあります。投稿直後に1回だけ読んだ方々はお手数ですが読み直しておいてね。迂闊ですいません。

実を言うと当該ツイートを自分で確認しに行く手間を怠り「この人がRTしてるから大丈夫だろう」と私が勝手に高を括ったのが原因。信頼できる人だって騙される時は騙されるやね。そらせやわ。次からはちゃんと自分で確認しよっと。

なので、今回のツイートとは関係なく一般論として、仮に世の中で最も信頼できる人物、例えばつまり宇多田ヒカルの発言であっても、もしかしたら何か誤りが含まれているかもしれないから、ただ鵜呑みにせず、事実誤認や勘違いが無いかは常に気を配っておく必要があるわね。もっとも、常に疑心暗鬼でいたらとても平穏な日常を過ごせないので、そういうのは程々にしておいて、もし間違えたら今日の私みたいにとっとと訂正して謝りまるくらいのテンションで。間違わないのは無理だけど、間違えたときに謝るのは無理じゃないもんね。そこらへんはBetter late than never、やらないより遅くてもやる方がマシ、の精神で。

ここらへん、私としては襟を正す思いだわ。翻訳記事を載せていくというのは、極端に言えば誤解を振り撒くようなもの。翻訳としては正しくとも、発言や行動の意図やそもそも伝えたいことなど、関わってる人たちがどうしたかったのかをちゃんと汲み取っていけるかって、やたらに難しい。

今週はもう文字数が足りないので来週に回すことになるのだけど、例のNMEのインタビューとビルボードのコーチェラインタビューを併せて、はてさて今のヒカルの心境はどこら辺にあるのか、何を今伝えたいのか、そしてヒカルは我々ファンやリスナーに、何をどう受け止めて欲しいのかをひとつひとつ解き明かしていきたいなと思っている所なので、まぁその為には現時点では無意識日記に未掲載な(翻訳は約半分まで終わってまーす)ゼイン・ロウとのApple Radio インタビューもちゃんと繙いとかないといけなくて、まぁほんと手間の掛かる作業だから私がやる。

…と、そう言い切るのは簡単なんだけど、はてさて今の私にヒカルのことがちゃんと理解できているかどうか、それがいちばんの問題なのよね。そこはほんと、心胆寒からしめる程に怖い。俺って何にもわかってないんじゃないのっていう不安、死ぬまで消えない気がします。


切り口としては、前にちらっと書いた「3つのノンバイナリ」の改訂版になるかな。

① 性別のノンバイナリ
② 言語のノンバイナリ
③ 人種のノンバイナリ

通常「ノンバイナリ」という用語は①の場合しか使わないので②や③を他所で使わないで欲しいのだが、でもそもそも「ノンバイナリ/Non-binary」という言葉自体は「二項対立ではない」という程度の意味しかないので、この日記ではこの使い方を採用しときます。

①は当然ヒカルのノンバイナリ発言についての状況把握の続き、②は日本語と英語の話、そして③はコーチェラで俄にクローズアップされている「アジア人として」「日本人として」の視点。Black Lives Matterの時も黒人は差別されてるがアジア人はそもそも居ると思われていない的な言い方までされていたけれど、ここからのアジア系のプレゼンスと宇多田ヒカルの関係についても幾らか触れないといけないのか、触れなくてもいいのかなどについても考えていきたいかなと。


まーねー、この日記のことだから、予定通り進む訳ないし、ヒカルの新情報が入ったらそっちに食いついちゃうし、どうなるかわかったもんじゃないんだが、いずれにせよ少しずつであれなんであれ、色々と解き解していかないとヒカルのこと全然わかんなくなっていっちゃうかもしれないからさ。

いやま、あんな優しい子が、自分のことをわかりにくいままで放置する訳は無いと思うので、そんな心配は杞憂なんだけど、それでもどこか落ち度や間違いや勘違いがあるかもしれないしね、お互いに気軽にゴメンて言いながら、毎日を進んでいきましょうや。

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やれやれ、今までで最高数値のインプレッションを叩き出したヒカルのツイートが、ゴシップ絡みのものになるとはね。5万RT30万favってまぁ凄いけど、嬉しくはないわな。出来ればそれが新作や新曲の告知であって欲しかった。


@utadahikaru : 私と小室眞子さんがNYで会食の計画をどうのこうのって内容の記事を見たんだけど、これは流石に笑えないわ。こういう作り話をどれくらいの人が鵜呑みにするんだろう。ロンドンに住んでもう10年なんだけど、この記者は私がNY生まれだからNY住んでるだろっていうイメージで私を選んだのかな🙄

posted at 2022/5/4/00:33:46 JST

https://mobile.twitter.com/utadahikaru/status/1521513351712542720


こういった訂正ツイートにはリスクもある。そもそもこの元の記事を知らなかった層に対しては藪蛇だからだ。だが、ヒカルは恐らくまず記事が自分についてだけの話題でない事が気掛かりだったのだろう。リスクをとる行動(言動)に出た。成果の程は推測するしかないが、当事者のお一人である小室圭氏が引用RTで謝意を書いてはる事もあり、(偽情報でした。お詫びして訂正致します) ひとまずは、全体として、ヒカルがツイートをしなかった場合よりは、いい方向に進んでいると言えるのではないかな。

ヒカルがここまで語気を荒くするのも珍しい(見慣れてない人には荒くは見えないだろうが)。これには確り背景があって、この元記事を掲載したアサヒ芸能プラスというサイトは、9年前、圭子さんが亡くなった折、彼女が絶縁していた親類にあたる人物の様々な言い分を掲載していた、という過去があったりするのだ。それらは全くの事実無根で、それに関してはヒカルが2013年10月初旬にきっちりツイートで言及している。当該サイトで「宇多田ヒカル」や「藤圭子」といった語句タグ検索をすれば今でもそれらの妄言の数々が読める。とっとと取り下げろやとも思うし、こうやって私がここで紹介することでまたアサヒ芸能へのアクセス数が(全く微々たるものだが)増えるのは悔しいのだが、逆に今はヒカルのツイートによって注目度が上がり全体的にアクセスが大幅に増えている時期だろうから紛れて読むなら今くらいしかない、という考え方もあるかもしれない。

こういう“媒体”を名乗る活動が持続しているってのは令和の現代においては全くの驚きだが、どのような資金源を持っているのやら。ともあれ、我々としてはヒカルが珍しく(特定の現行合法な団体組織としては殆ど唯一に近いかも?)明確に敵対的意識を抱いている相手だということはくれぐれも強く認識しておいた方がいいかもしれない。こちらとしては、出来ればこういった更なる“媒体”たちへの給餌行為はさっさと切り上げてまた歌自体が話題になる空気にとっとと移行したい気持ちでいっぱいなのでした。

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