無意識日記
宇多田光 word:i_
 



取り上げるといつもハラハラする。皆が皆という訳ではなく、例えばニーバーの祈りのW&Sリスクなんかはイメージがいいのだがアダム&イヴを詞のテーマに提案されたのにその露骨な肋骨的男尊女卑観に真っ向から反発したくてボニー&クライドをセレクトしたり創造主が女性形だったと主張してしまう創世期を描いたPVを作ってしまったりまでいくと流石に危なっかしく思える。当然光の中では個々の宗教(観)は相対化されていて、タイトルでメリークリスマスと謡いながら歌の中では密教の真言を唱えてみたりと結構無節操なのだが、コレは無宗教というより汎宗教/汎神観といった方がイイのかもしれない。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




という単位は結構曖昧な立ち位置にある。ルーツを辿ればビートルズに一旦行き着くのだが、史上最高峰クラスの作曲家集団だったから何十曲収録しても説得力があった訳で普通なら"シングル曲と捨て曲の抱き合わせ水増し販売方法"と揶揄されても仕方がない。斯様な批難を殆ど受けずアルバムを売れるヒカルは1人でビートルズに肉薄する仕事をしてきたといえるのだが、Hステのアルバム曲のバラ売りの売上がシングル曲の数%しかなかった事を鑑みるとそういった認識とソレに基づいた供給体制/消費行動が確立してるとは言い難い。来季のアルバムでも又隠れた名曲が多数生まれるのだろうか。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )