EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

タルカス&ラプソディ・イン・ブルー  榎本玲奈

2022-04-12 11:37:54 | 他のミュージシャンによるタルカス演奏関連
タルカス&ラプソディ・イン・ブルー  榎本玲奈

ピアノでタルカスを演奏しているアルバムなのですが、
昨年の末ぐらいに発売されていたようです。

いつもの事でありますが、全く知る事なく、過ごしていましたね。

失礼ながら、これも、いつもの事ではありますが、
榎本玲奈さんの名前も全く存じてはおりませんでした。



ジャケット



プラケース裏側

発売サイトの説明に頼るわけですが、
本アルバムの楽曲の収録は、2021年6月28から29日 に、
かながわアートホールというところで行われたようです。
聴いてみると、観客を入れてライヴを録音をしたというものではなくて、
ホールをスタジオとして録音したという事なのだと思います。

アルバム収録曲は、

1.エマーソン・レイク&パーマー(榎本玲奈 編)
  タルカス
2.エマーソン・レイク&パーマー
  限りなき宇宙の果てに
3.エマーソン・レイク&パーマー
  アー・ユー・レディ・エディ?

4.吉松 隆
遊びをせんとや(NHK大河ドラマ『平清盛』より)
 
5.ジョージ・ガーシュウィン
ラプソディ・イン・ブルー

6.フリードリヒ・グルダ
 プレリュードとフーガ

となっています。

これまで、キース本人以外が、タルカスをピアノで演奏した作品は、
いくつか取り上げていましたが、
それらは、キース存命時にリリースされていたモノでしたので、
こちらは、キースが他界してからの作品という事になりますね。

ジャケットブックレットには、
本人による解説も記載されているのですが、
タルカスを最初に知ったのが、大河ドラマ「平清盛」という事なので、

「そういう世代の方がタルカスを演奏するようになったのだな。」

と思うと同時に、

「吉松隆さんのタルカスというのは、原曲まで辿り着かせるものを宿している。」

という事も認識させてくれますね。

発売サイトの説明によると、
榎本玲奈さんは、このアルバム発表前の昨年の11月に、
あの東京オペラシティコンサートホールでタルカスを演奏したようです。

ちなみに、
アルバムのラストに収録されている、
フリードリヒ・グルダの楽曲は、
「リターン・オブ・ザ・マンティコア」に収録されたものと、
「レディース&ジェントルメン」のピアノ・インプロヴィゼーションズに収録されているもの。

興味深い解説は、
榎本さん本人の他に1名の方が書いておりますが、
発売からまだ数ヶ月しか経っていないので、
レポートはこのぐらいにしておきます。

EL&Pの楽曲を、
他のミュージシャンが演奏したのを、
聴く事に関心があるEL&Pファンには、
かなりお勧めの1枚だと思います。

誰かに、
「お勧めのアルバム何点かありますか?」
と聴かれたとして、
現時点では、
「ベスト10」には入れると思います。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

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