EL&P図書室3号

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イン・ザ・ホット・シート ドイツ盤CD

2013-08-29 12:59:05 | 「イン・ザ・ホット・シート/in THE HOT SEAT」
イン・ザ・ホット・シート ドイツ盤CD



画像① プラケースは、
ジャケット用紙を押さえる箇所が6箇所



画像② プラケース裏


画像③ ブックレット仕様ではなく、
4つ折り仕様、
これはホッチキスがないので、
錆びなくてよいかも



このアルバムに関するグレッグの発言等は、
既にこのブログで取りあげたりしているのですが、
意外にアルバム自体を取りあげるのは、今回が初めてですね。

このアルバムに関しては、キースへのインタビューなど、
まだまだ取りあげるべき要素が残っていて、
その上で、自分の意見も煮詰められる、あるいは変わる事もあろうかとは思います。

このドイツ盤CDは、独自の特徴は見あたらないのですが、
ちょっとしたミスで購入してしまった商品です。

おかげで、国内盤を購入した頃には、取り立てて関心もなかった事が、
少々気になった次第です。

本当に忘却の彼方にあったのが、
ジャケット正面に登場する、機関車と椅子の正面図や側面図です。
ジャケット用紙とプラケース裏に丁寧に描かれていますね。

ジャケットは、CG作品かと思っていましたが、
意外にミニチュアをこしらえていたのかも知れませんね。

グレッグは、先般取りあげたBASSマガジン誌上において、
椅子に関しては、「電気椅子」になぞらえて語っていましたが、
それは機関車につぶされるというデザインの状況から想定しているような感じでした。

しかし、機関車を用いる発想は一体誰のものなのでしょうね。

今にして思うに、機関車自体が、90年代のバンドとしてのEL&Pを暗に象徴している感じがしないわけでもありません。

彼らは、ファンや周囲の期待に沿って、走らざるをえないわけですが、
90年代は、現在よりは、若かったにせよ、
バンドとしては、老齢期に入っていた事は確かですよね。
バンドは、自分たちの作る音楽自体が、ロックシーンを牽引していた青年期とは明らかに違うわけであり、
青年期は「作れば売れる時代」であり、
周囲の様々な思惑等もあって、「売れるものを作らなくちゃいけない時代」老齢期に入ったわけです。

もの凄い勢いで多くの客車を牽引した機関車ではあったけど、
年数を重ねると共に、アチコチにガタが来て、眠っていたわけです。
その一度は引退した機関車を、さらに引っ張り出して来て走らせなくてはならない状況。

実際、キースはレコーディングの途中で、腕の調子が悪くて、お休みする事になりましたし、
それが、「イン・ザ・ホット・シート」の機関車と重なって見えてきます。

しかし、機関車の良さが忘れられない鉄道ファンがいるように、
青年期であろうが、老齢期であろうが、とにかくEL&Pを愛し続けるファンがいるわけです。

以上。

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あるいは関連づけた品物のあれこれを、私自身の思い出、感想、私的な意見、観察日記などによって綴っております。
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2013年8月29日 yaplog!

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