EL&P図書室3号

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1977年秋、文化祭の思い出

2013-08-30 13:46:16 | EL&Pにまつわる少年時代から20代の頃の思い出
1977年秋、文化祭の思い出

今朝から急に寒くなったので、
いきなり夏が去った感じもありますね。

中学時代の秋の事を少し書いてみます。

中学の文化祭においては、
それぞれのクラスの担当すべき事項があり、
私のいたクラスでは、「演劇」を担当する事になったのでした。

もし、「演劇」を担当しなかった場合、
軽食のウェイターやウェイトレスを担当するクラスとか、
校門に掲げる文化祭用の大きな門の制作を担当するクラスとか、
クラスによって、まったく毛色の異なる担当事項が用意されているわけです。

「演劇」は、練習も必要ですから、担当事項としては、
なかなか面倒ですよね。
中学3年ともなれば、帰宅後は受験のために勉強に余念のない人もいますから、
「演劇」を担当する事は、どのクラスにも、あまり歓迎されない感じでした。

中学生が演劇をするための脚本みたいなのが、
中学校には何十点が存在しているようで、
クラス担任と、担当になった方々が、その中から演ずるタイトルを選びだしたような記憶があります。

タイトルは「若年」(じゃくねん)といいます。

脚本の詳細は忘れましたが、
一般的な男子の高校生が主人公です。
主人公の家庭内も家族間に寒い風がふいているわけでもなく、
割と平均的な家庭でした。
そのため、主人公の人生を左右する、特に変わった背景等はないのですが、
いわゆる悩める青春時代の渦中にいるわけです。

演劇の終盤になって、
その主役が、
知人の言葉や、自分自身の言葉を反芻しながら、
ステージ正面に立って、ある決意をしていくシーンがあるのですが、

そのシーンのバックにどんな音楽を流す音楽を、
音響担当者が探していたわけですね。

そもそも、田舎の一般的な中学生が、
クラス演劇のシーンで流す音楽に関して、

「このシーンには、あの映画のサントラのこの部分が相応しい。」

なんて、把握しているはずもないわけで、
誰1人、候補となる音楽を提供した人はいなかったようです。

しかし、私は、自分が夏休みに購入したレコードの1曲を、
カセットテープに録音して、音響担当者に差し出しました。

音響担当者は、なかなか慎重な人で、
「これが抜群に良い」とかは、一言も言ってくれませんでしたが、
最終的に他の音楽を見つける事もできなかったのか、
そのカセットテープに録音した一曲が採用となりました。

それは、
トリロジーに収録された「奈落のボレロ」です。

そのシーンで、数分間、使用される事になりました。

担任の美術の先生から、別の提案も意見もなかったので、
そこそこ、そのシーンにマッチしていたのだと思いますね。
(美術の先生だけあって?気に入らない時は、ハッキリと忠告してくる人でした。)

しかし、「奈落のボレロ」でEL&Pを宣伝し、
説明する事は、なかなか難しいわけでして、
この出来事によって、新たなEL&Pファンを獲得したわけではありません。

自分自身も文学に造詣がある不良少年の役で、
演劇に参加しましたが、
未だに吸った事のないタバコを、
主人公に進めるシーンもありましたね。

小道具担当は、
そのタバコを調達するのにやや苦労していました。

不良少年は、元の脚本に出てこないセリフが一言だけの人物を、もう1人用意したのですが、
それを演じたクラスメイトは、既に他界しております。

演劇の監督を務めた人も他界。

主人公を演じた人と、
音響担当の人は、
県内にいるので、
数年に一度ぐらいは顔を合わせる事がありますね。

しかし、
こうして、過去を振り返っているのは自分ぐらいのもので、
彼らは現在を生きています。

以上。

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2013年8月30日 yaplog!

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