EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

「IN THE HOT SEAT」のプラケースジャケットの変容

2020-11-13 10:36:58 | 「イン・ザ・ホット・シート/in THE HOT SEAT」
「IN THE HOT SEAT」のプラケースジャケットの変容 

「IN THE HOT SEAT」のプラケースジャケットによって異なる、
タイトル文字と周辺の色合いの違いについて、
述べた事がありますが、
よくよく凝視しないと解りにくいような違いでした。

本日、注視したのは、

「ジャケットのバンド名の字体の形状」

ですね。

以前、米国のプラケースジャケットの「LOVE BEACH」の文字の影の有無について、
レポートした事があります。

アナログ盤時代から、「LOVE BEACH」の文字には影があって、
CDが主流になってからも、ヴィクトリーミュージックまでは、
オリジナルを踏襲して「LOVE BEACH」の文字に影をつけていたのですが、

年月の経過から来るちょっとした省略と言えない事もないので、
そういう事は、よくあるケースなのかも知れません。

「BLACK MOON」のプラケースジャケットのバンド名が、
英米盤と独日盤では、
それは色の濃さを変えてあるケースでしたので、
字体の形状自体は変化のないものでした。

「IN THE HOT SEAT」の場合、
ジャケットのバンド名の字体を、
英サンクチュアリ盤においては、
やや細めに変えており、
ビクターエンタテイメント盤には、
バンド名の字体にもともと影がないのですが、
英サンクチュアリ盤のジャケットにおいては、
ジャケットのバンド名に、
白い影と黒い影を付け加えていますね。



上 英サンクチュアリ盤
下 ビクターエンタテイメント盤



EMERSON文字部



LAKE文字部

2000年代の英国において、
「IN THE HOT SEAT」は、
結果として、
他のアルバム群とは一線を画した扱いが為されていたので、
ジャケットのバンド名に、
わざわざ新たなデザインを施すような手間をかけているとは意外でした。

「白い影」と「黒い影」の追加によって、
バンド名がよりいっそう際立ったという事もない感じがしますが、
英国ではリリース元が変わっても、
この時の仕事は続いていったようです。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

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