EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

ファンクラブ会報 Progressive vol.8 昭和49年7月15日発行

2013-04-08 18:52:47 | ファンクラブ等の資料Emerson,Lake&Palmer
ファンクラブ会報 
Progressive vol.8 
昭和49年7月15日発行


B5判サイズ
表紙を含めて26頁


画像①
表紙


私が入会する以前のファンクラブの会報の一つですね。

会報のタイトルは、「Progressive」と称されていたようです。

以前、紫色の表紙の会報を取り上げた時にも書きましたが、
この時期のファンクラブの会報の特徴の一つとして、
和文タイプないしは活字を用いたオフセット印刷である事があげられます。

ファンクラブの会報としてそれは珍しい事ではないのでしょうが、
私が入会時に頂戴した会報が手書きでしたので、
サークルの会報は手書きが普通なのだと思い込んでいましたね。

もっとも会報の仕様は、
ファンクラブに加入されている方の人数により、
それによる予算によって決まる事もあると思うので、
私が入会した頃よりは加入者が多かったのかも知れませんね。

盛り込まれている情報量は、
77年以降のファンクラブの会報に比して、
そんなに多いわけではないのですが、
一つ一つの情報を格調高いものにしようとするスタッフの意気込みが感じられますね。

内容は、
クリス・ウェルチによるキースへのインタビューの翻訳。
グレッグへのインタビューの翻訳。
これに大きく誌面を割いていますね。

キースへのインタビューは、
「BRAIN SALAD SURGERY」をリリースする前ぐらいの内容なのですが、
アルバムは完成しているが、タイトル等がまだ決まっていない頃のものですね。
引っ越し先の近所にロジャー・ダルトリーがいて、彼はとてもいいやつだとか、
そんな内容もあります。
会報が出た時には「BRAIN SALAD SURGERY」は既にリリース済みなので、
少し前のインタビューを訳して掲載したのでしょう。

グレッグへのインタビューは、Jamemes Johnsonによるものです。
「BRAIN SALAD SURGERY」リリース直後のインタビューなのですが、
その内容は「衝撃のロックトリオ伝」に記載されているのと同じですね。

面白いところでは、
ファンクラブ・オリジナルグッズの通信販売があります。
マンティコアスカーフとマンティコアハンカチ。
希望の色が選べるようになっています。
会報もこの部分だけカラー刷り。
とても親切です。


画像②
丸ごとカラー刷りの印刷物より、
面白みがありますね


今日のように、オリジナルグッツを個人がPCでホイホイと作れるわけでもなく、
アーティストのグッズそのものも多くはなかった時代でしょうから、
ファンクラブに籍を置いている事の有り難みが増すような企画ですね。

ニュース欄には、
多くのグレッグファンをガッカリさせる「グレッグ結婚」の話や、
イエスをリックが脱退した話など、英国系の他のミュージシャンの事にも少しだけ触れていますね。
それと、
EL&Pのニューアルバムがライヴ3枚組になると決定した事が、ファンにとって最大のニュースだったかも知れません。

EL&P最盛期真っ只中の頃の会報です。

以上。

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2013年4月8日 yaplog!

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