EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

ファンクラブ会報 KARN EVIL#9 VOL.6

2012-12-07 14:43:34 | ファンクラブ等の資料Emerson,Lake&Palmer
ファンクラブ会報 KARN EVIL#9 VOL.6


画像① 表紙

ファンクラブ関連のカテゴリーで、
前回ご紹介したファンクラブの会報の続きの号になります。

内容は前号に引き続き、
エイジア来日時のプライベートレポートがメインですね。

執筆者の筆がこなれてきており、
読み物として、とても面白い仕上がりになっています。

ただ、メインスタッフの1人に心境の変化がありまして、
その頃、来日をしていたアラン・ホールズワースのコンサートを見た事で、
アランにぞっこん状態。
「グレッグへの想いは一体どこへ」のような文章の展開が、アチコチに散見されます。

結局、
カシオペアの最新アルバムをグレッグにプレゼントに向かうわけですが、
グレッグは極度の酩酊状態にあり、
せっかくのプレゼントを渡しても、紳士的な応対をしてくれなかった事が綴られています。
そんな事も重なって、気持ちはアラン・ホールズワースに益々傾いていくという感じですね。

エイジア来日時、カールは、あまりグレッグと親しくしていなかったようですね。

ウェットンの代打を務めてくれとグレッグに直接電話をしたのは、カールであるとグレッグはインタビューで語っていますが、
いざ、グレッグが代打として参加をすると、

カールとしては、

「ここはエイジアだし、エイジアでの先輩はオレだ。
俺たちは一世を風靡した昔の仲間ではあっても、
他のメンバーの手前、ちょっと距離を置きたいね!」

のような感じでいたのかも知れないですね。

ただ、グレッグとしてはそれが寂しくもあって、アルコールの量が自然と多くなってしまっていたかも知れません。

「カール、人をわざわざ、呼んでおいて、その冷たい態度っていったい!」

(グレッグの繊細な心中を推し量って、良く解釈した場合ですけどね。)

例えば、この記事。


画像②

当初、グレッグは代打とは言われて無くて、
パーマネントメンバーになったのであるという情報で来日しました。
当時のパンプレットを見てもそのような解釈が為されています。

なので、

「えっ!もう辞めちゃったの!」

みたいな感じで、
グレッグ参加のエイジアのオリジナルアルバムへの期待が雲散霧消してしまうわけです。

やるせない気持ちをこんな形で表現しているように見えなくもないですね。

グレッグとしては、さすがに自分が制作に参加していないゴールドディスクを受け取っても、
どうしようもないって感じですね。

それでも、笑顔を作っているグレッグはさすがにプロですね。

以上。

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2012年12月7日 yaplog!

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (面白半分)
2012-12-08 06:35:56
エイジアにおけるグレッグの立場みたいのが如実にあらわれて
興味深かったです。

EL&パウエルとか 3 とかこのエイジアとか
この人たちは なにかと面白いですなあ
返信する
Unknown (torioden)
2012-12-10 08:22:40
>面白半分様

コメントありがとうございます。(^ ^)

EL&パウエルが出来たときに、ELPと当初呼称されていたのですが、
それに対してカールが、
「ELPとはエマーソン・レイク&パーマーの事であって、EL&パウエルはELPとすべきではない。」
とコメントを出したというエピソードも思い出しましたね。

結局、長続きしなくて事なきを得ましたが、(笑)

こうしてみると、90年代の復活EL&Pの方が、
息が長かったので、
いろいろあっても、キース、グレッグ、カールの3人でやるのが、
しっくり行くという事なのでしょうね。
返信する

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