EL&P図書室3号

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恐怖の頭脳改革ピクチャーレコードB面

2013-05-02 10:20:43 | 「恐怖の頭脳改革 / BRAIN SALAD SURGERY」
恐怖の頭脳改革ピクチャーレコードB面


画像 くっきりとしたELPマークも登場
スネークヘアーの下部もお目見え


誰もが想像した通り、B面に登場したのは、
瞼を閉じたメデューサの絵でしたね。

リリースされた当初の裏ジャケットのデザインである、
黒っぽい下地に、白文字の「BRAIN SALAD SURGERY」を持ってくるという、
意表を突く選択もあったと思われますが、
そこは普通に無難な選択をしてメデューサになったようです。

アナログ盤のジャケットにおいては、
ぶきみな印象の骸骨のジャケットを中央部から左右に開くと、
メデューサの顔が登場してきます。

購入した当初は、

「もし、このメデューサの瞼が開いたら、本当にコワイよな」

などと思いながら、
あまりメデューサを凝視せずに、
レコード盤を取り出して、ターンテーブルの上に載せていましたね。

「扉を開くとメデューサが登場するというプロセスを体験する事自体が、
EL&Pの音楽を聞くための心の準備なのだよ。」

という無言の囁きが聞こえてくるようでもあります。

制作者にそのような意図がなかったにせよ、
ジャケットの仕様自体が、そのような解釈が可能なものになっています。

精密かつ巨大な建築物を思わせる音世界に辿り着くには、
少年にとってもちょっとした試練が必要だったのだと言えば、
大袈裟になりますが、
瞼を開くのを想像するだけで、ちょっとした怖さがつきまとっていた事は確かですね。

こうして、出会った当初の事を思い出したりすると、
扉を開くとメデューサが登場するというプロセスは、
このアルバムにおいて必要不可欠なものであるような気がしています。

ただ、
年月を経た現在であるからこそ、
ピクチャー化も一つのヴァリエーションとして楽しめるのではないかと思いますね。

あと、
この恐怖の頭脳改革のピクチャーレコードを、
単品として販売するとした場合、
紙ジャケットを従来の骸骨の扉開き仕様にして、
A面にメデューサ、B面にポスターに掲載されたメンバーの写真を配置する等すれば、
リリース当初の感じが全て凝縮されるように妄想しますね。

以上。

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2013年5月2日 yaplog!

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