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EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

雑誌 GOLD WAX No.8 1991年

2012-09-11 13:45:43 | 音楽誌に載ったEmerson,Lake&Palmer
GOLD WAX No.8 1991年


画像 表紙

この雑誌が定期的に発刊されていた頃、まだ埼玉か東京に居住していましたが、
その存在は全く知りませんでしたね。

1991年に秋田に戻ってきたのですが、
地方の一般書店には、ほぼ並ぶ事がない雑誌だと思います。

現在は既に廃刊になっているようですね。

ブート紹介雑誌であると思われますが、
エマーソン、レイク&パーマーが取り上げられています。
ジャケット写真も白黒ではありますが、
正規盤とブートの両方を取り上げながら、
論評を加えるというEL&P初心者には親切な構成になっていると思います。

確かに、ブートは公式盤ではありませんが、ミュージシャンの歴史の側面という解釈をして収集したりする場合もあるようです。

EL&P記事の冒頭にEL&Pの概要が語られています。

1991年といえば、EL&Pは再集結に向かって水面下で胎動していた時期だと思われますが、
「カールがエイジア復活で頑張っているが、特にカールである必要はない。」みたいな記述があるのですが、EL&Pが再集結しているような記述はありません。
EL&Pのメンバーの現状の動向を少しは把握しつつも、全貌がつかめていないという感じでしょうか。

キースに関しては、90年の「ザ・ベスト」での来日公演の事に触れていますが、
「ザ・ベストのリーダーとして来日」という書き方をしており、
マニアックなブートを取り上げる雑紙にしては、事実とはちょっと異なるような情報を含んでいたりしますね。

「ザ・ベスト」の参加メンバーを見て、想像で記事を書いたにしては、「ザ・ベスト」はそれこそベストメンバーと言っても良いでしょうから、この書き方の根拠は謎であります。

実際は、
「ザ・ベストの来日公演においては、キースがロンドを演奏した時が、最も盛り上がっていて、聴衆の期待はほとんどキースにあったようだ。」
みたいな表現が妥当な気がします。

以上のような記述もありましたが、
ブートを含めたEL&Pの歴史を見る上では、参考になる号であると思います。

以上。

本ブログは、エマーソン、レイク&パーマーに関する品物のあれこれを、思い出や感想と共に綴っております。
EL&Pを愛する寛容なファンのちょっとした楽しみになれば幸いです。
クイック応援よろしくネ。

2012年9月11日 yaplog!

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