EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

プリンセスロマンデラックス 青池保子の世界 イラスト集 1978年

2012-09-03 17:01:29 | EL&Pに影響を受けていると思われる創作家達
プリンセスロマンデラックス 
青池保子の世界 イラスト集 1978年



画像 表紙

これは高校生の時に、たまたま書店でみかけて、購入したムック本です。

青池保子先生が、EL&Pのファンである事は、渋谷陽一さんがDJをしていた番組にゲストで出演した時に初めて知りました。
これは確か中学の時であったと思います。

それから、1年半ぐらい経過してから、このムック本に出会ったわけですね。

いつも財布にお金のない私にしては、
見つけてすぐに購入する資金がお財布にあった事になりますね。

購入を決意した動機としては、
青池先生が、ELPとツェッペリンがとっても好きであるという事を文章にしている頁があって、そこにキースのイラストも描かれていたからですね。

ライヴ時にオルガンを背負っている白黒のイラストです。

当時は、まだ「エロイカより愛をこめて」が、物語の端緒についたぐらいで、
青池保子先生が知る人ぞ知る漫画家になるとは考えもしなかったわけです。

それでも、「ムック本が出るぐらいの少女漫画内での人気があるのだな」と漠然と思ったりしていました。


加えて、インタビューの頁がありまして、
当時、プリンセスに連載されていた「イブの息子たち」のキャラクターのモデルは一体誰なのかという質問に対する答えが出ています。

そこで、

ヒース・イアソン
=キース・エマーソン

バージル・ワード
=カール・パーマー

ジャスティン・レイ
=ピーター・フランプトン

なる事が明らかになっているわけです。

この表紙絵を見ても、
向かって右側のキャラクターがどうみても、
グレッグに似ている感じがしない事は確かです。

ただ、
これからの流れに於いて、
ジャスティン・レイのモデルがグレッグ・レイクである説が主流になっていくと思います。

それは、
青池保子先生本人が、この事に関して、
文庫本の「サラディンの日」の解説をしている巽孝之先生の文章を参照にするように、「エロイカより愛をこめての作り方」で述べているからです。

一方、このムック本は、再販も増刷もしないでしょうから、ここに記された事実は、手にした人でないと知り得ない事になるわけです。

青池保子のコミックに辿り着いた新しいEL&Pファンに、
ジャスティン・レイのモデルがピーター・フランプトンと記述されていた場合、
「ピーター・フランプトンって誰?」と尋ねられて答えなければならない手間も発生します。
しかし、ピーター・フランプトンがキャラクターのモデルから抹消される事で、
その質問すら起きる事はなくなるわけです。

(しかし、こうしてみると、ピーター・フランプトンの栄枯盛衰ぶりはEL&Pの人気凋落の比ではないなあ。)

このような当初のインタビューとの違いは、時間の経過の中では、起こりうる事でありますし、
コミックの世界だから許される事であると思います。
まぁ、青池作品が好きでも、EL&Pファンでなければ、どうでも良い事ではあるでしょうからね。

以上。

本ブログは、エマーソン、レイク&パーマーに関わる物品のあれこれを思い出と共に綴っております。
プログレ五大バンドの中でも、人気の凋落の激しさもナンバー1ともいえるEL&P。
それでもEL&Pが好きな人のちょっとした楽しみになれば幸いです。
クイック応援よろしくネ。

2012年9月3日 yaplog!

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