EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

ニューミュージック マガジン 1972年 7月号

2012-07-04 13:51:12 | 音楽誌に載ったEmerson,Lake&Palmer
ニューミュージック マガジン 1972年 7月号


画像① 表紙

本号は特にEL&Pの特集が組まれているわけではないのですが、
木崎義二氏による5頁に渡る論考が掲載されています。

論考自体は、その時代におけるキース・エマスン(という表現をしています。)についてのあれこれが語られていますね。
他のメンバーにはほとんど触れていません。

キーボードをロックにおける単なる伴奏としての楽器ではなく、
ロックにおいてはこのように使用するべきであるという主張を出すことのできたミュージシャンとして、
キース・エマスンとエルトン・ジョンを挙げて、その事を淡々と冷静に語っている感じです。

EL&Pの来日前に、EL&Pの概観の説明を本稿から仕入れ、
読んだ読者が様々な想像を膨らませて、
心の準備をするような感じですね。

本誌のそのものが論考を基調としているので、特にカラー・ページとかは必要ないわけです。

私が当時の古本を購入する理由としては、
リアルタイムで味わっていない時代の香りに少しでも触れてみたいという気持ちからですね。

広告などは、もっとも時代を反映していますね。

画像② ウドーの広告。


画像③ 某レコード店の広告。
今の時代、ここまでサービスするお店ってありますかね。


この「EL&P来日公演150名御招待」などは、
それこそ、
「持っていけ ドロボー!」
みたいな感じですが、
当時のEL&Pの勢いがとても感じられて頼もしいです。

この号には、
ジェスロ・タルの「THICK  AS  BRICK」のレコード評が載っていたりもするわけですが、
このアルバムが驚異的に売れるとは全く予想もしないような感じの論考ですね。
ピンク・フロイドの「狂気」もまだ世の中には存在していないのです。

プログレッシヴロック自体が発展途上にあったわけです。

以上。

本ブログはエマーソン、レイク&パーマーに関わる物品のあれこれを、感想や思い出と共に綴っております。
EL&Pファンのちょっとした楽しみになれば幸いです。
クイック応援よろしくネ。

2012年7月4日 yaplog!
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