EL&P図書室3号

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ロック・オブ・ブラス・クインテット #02 タルカス組曲 (Rock of Brass Quintet - Tarkus Suite) / Brass Extreme Tokyo

2012-07-13 19:44:11 | 他のミュージシャンによるタルカス演奏関連
ロック・オブ・ブラス・クインテット #02
タルカス組曲 
(Rock of Brass Quintet - Tarkus Suite)
/ Brass Extreme Tokyo



画像 帯とジャケットペラ紙

2012年6月10日に発売されたマキシシングルCDです。

収録曲

EL&P:「タルカス Tarkus」 金管五重奏版組曲 全3楽章 (鶴見幸代:編)

[1] I. 噴火(EZMS-50001とは別バージョン)

[2] II. ストーンズ・オブ・イヤーズ - ミサ聖祭 - 戦場*

[3] III. マンティコア - アクアタルカス

トランペット、トロンボーン等の管楽器を用いて、
現代音楽界に身を置いている5人の演奏者でタルカスが演奏されています。
大手通販サイトの説明等を読むと、
その世界では著名な方のような記述があります。

私はこのCDに収録された中で、最も惹きつけられたのは、
「ストーンズ・オブ・イヤーズ」ですね。

それは当初から意図していた事であると思われますが、
「タルカス」という楽曲に敬意を表しつつも、
あくまでも、このユニットの中でのタルカスを追求したという感じです。

そのため、組曲タルカスのダイナミックな感じよりも、
タルカスの耳に残るメロディーの部分を、しっかりと押さえながら、
必要な部分だけを取り出したような印象を受けました。

それが、もっとも功を奏しているのが、「ストーンズ・オブ・イヤーズ」のアレンジと演奏だと思いました。

使用楽器から受け取る印象のせいか、「ストーンズ・オブ・イヤーズ」のメロディーが、
時代を超越した響きを持って聞こえてきますね。

帯には、
『ロック黄金期の名曲をクラシック、及び現代音楽の視点から新たに検証し、「現代の古典」として読み解く!』
とあります。

どう読み解かれているかなんて、解るわけもない私ですが、一つの検証された結果として、このタルカスがある事は確かですね。

激しいロック的なダイナミズムのみを求める方々には、あまり受けはよくないタルカスかも知れませんが、
タルカスのいろいろな側面を味わっていく事に興味がある方には、
感心を持って受け止められる演奏であると思いますね。

以上。

本ブログは、エマーソン、レイク&パーマーにまつわる物品のあれこれを、思い出話や全くの私見と共に綴っております。
EL&Pファンのちょっとした楽しみになれば幸いです。
クイック応援ありがとうございます。

2012年7月13日 yaplog!
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