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EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

Den Fagraste Rosa ブッケネ・ブルーセ

2016-09-05 11:54:59 | 他のアーティストによって演奏されたEL&Pの曲
Den Fagraste Rosa ブッケネ・ブルーセ



私はこのアルバムの事を全く存じていなかったのですが、
数年ぐらい前にmixiで知り合ったEL&Pファンから教えていただきました。

その方も、このアルバムがキースのFacebookにアップされていたという事で、
知る事ができたようでした。

記憶に間違いがなければ、mixiのEL&Pコミュニティでも紹介されていたと思います。

購入してみようと思ったのですが、
キースのFacebookにアップされたためか、とても、高値がついておりまして、
価格が下がるのを待って入手し、ようやく聴く事ができたわけです。

ネットで検索をしてみると、
ノルウェーの民族音楽のカルテットが、
2001年にクリスマスアルバムとして発売したもののようです。

私が入手したのは、何語で記されているのかも良く解らない品物なのですが、
3面デジパックの真ん中に、ブックレットが差し込まれておりまして、
それをよーく見ると、6曲目の説明文の中に「keith Emerson」と、
「Karn Evil 9 3rd Impression」
と記されている事だけは解りました。

曲のタイトルは、英語にすると、「St. Sunniva」というようで、
検索すると、ノルウェーの地方の一聖人を指していて、画像等を見ると、女性のようです。

その「悪の教典第3印象」が、どのようなアレンジが為されているのかという事ですが、

キースの他界を知った時に、この曲を耳にしていたとしたら、
私はおそらく号泣したであろうという感じの演奏になっていました。

受け止め方は個々人によって異なるでしょうが、

「キースのメロディーから、こんなにも優しい音を作り出す事ができるのか」

と思いました。

以上。

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Fatboy Slim(ファットボーイ・スリム)の「Original Scandal」

2015-08-20 10:29:37 | 他のアーティストによって演奏されたEL&Pの曲
Fatboy Slim(ファットボーイ・スリム)の
「Original Scandal」




ノーマン・クックという英国のDJ兼ミュージシャンがいて、
複数の個人名義のプロジェクトを持っているようです。

「Fatboy Slim(ファットボーイ・スリム)」は、そのプロジェクトの中の一つであり、
1995年に始動しています。

このノーマン・クックという人はビッグ・ビートの世界ではかなり有名な方らしく、
ロンドン・オリンピックの閉会式においても、DJブースと共に登場して、パフォーマンスを行ったそうです。

上述の内容はウィキを始めとするネット上の情報から拾ったものです。

そもそもビッグ・ビートとは何なのでしょう?

「Surfin' On Sinewaves」というサイトによると、
「テクノ、ハウス、トランス、ヒップホップ、ロック等様々な音楽から「おいしい」部分を好きなように引っ張ってきて、ごちゃ混ぜにしたような」とあります。

しかし、ハウス、トランス、ヒップホップと言われて検索しても、
読んだだけでは頭に入ってこないですね。

サンプリングした音を使用して、テクノとロックを混ぜた感じの音楽といえば、
解りやすいかも知れません。

この「Original Scandal」というアルバムには、
EL&Pの「Letters From Front」の冒頭のフレーズが、引用されて、少しだけ収録されています。

アナログ盤時代のラヴ・ビーチのB面を聞き込んでいる人にしか解らない曲ですが、
EL&Pの曲としては、著名ともいえないので、マニアックな選択をしている感じです。

この「Letters From Front」のほんの一部が収録されている20曲目の数曲後に、
シカゴによる「I’m a Man」が、1コーラスが、まるごと収録されている等、
キースファンには趣のあるつくりになっています。

以上。

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ビーハイヴライヴ ポール・ギルバート

2015-07-17 16:41:47 | 他のアーティストによって演奏されたEL&Pの曲
ビーハイヴライヴ ポール・ギルバート


帯と三つ折りジャケット

昨日、「悪の教典」の頭脳改革アナログ盤を取り上げたのですが、
たまたま、「悪の教典」が収録されたCDを持ってきました。

ポール・ギルバートのギター教則VHSは、2013年の3月11日に取り上げました。

こちらのCDは実際に観客の前で演奏している東京でのライヴ盤であり、
「悪の教典」が最後に収録されているのですが、
「悪の教典#9第一印象パートⅡ」をほとんどそのまま演奏しています。

このライヴ盤が、実際のライヴ演奏の順番に収録してあるものかどうかは、
解りかねますが、
CDそのものは、「悪の教典」の演奏で締めくくられているという事になりますね。

本家EL&Pのアナログ時代の3枚組のライヴアルバムでも、
「悪の教典」が最後に収録されているわけですが、
(当時のライヴでは、その後に、アンコールナンバーとして、「展覧会の絵」が演奏されていたようでもあります。)
90年代になってからの、EL&Pのブラック・ムーンのツアーでは、
「悪の教典#9第一印象パートⅡ」をオープニングの曲として演奏しました。

ご存知の通り、こちらの方はスタジオ盤の完全再現どころか、
曲の途中で別の曲に移行するという、
ファンにとっては、やや不完全燃焼感が残る曲の流れでしたね。

訳詞等を読めば、「悪の教典#9第一印象パートⅡ」を最初に演奏するのは、
これからワクワクするショーの始まりという意味ではふさわしいかもしれませんが、
できれば、後半の方でフル演奏をしてもらいたいというのが、
大方のEL&Pファンのはかない望みだと思います。

ビーハイヴライヴは、アメリカンなロックが、ポール・ギルバートの弾きまくりギターと共に進行していくわけですが、
最後に「悪の教典」を収録する流れは、現時点で、多くのEL&Pファンが本家に望んでも、実現不可能な事を再現してくれた事になりますね。

とは言え、ポール・ギルバートの所属していた「Mr.Big」は、1989年にメジャーデビューを果たしたバンドです。

1991年のバンド最大のヒット曲である「To Be With You」の演奏が、
最高とも言える盛り上がりを見せた後に続いて、
「Welcome Back, My Friends, to the Show That Never Ends」のヴォーカルが聴こえてきても、どよめきの一つもおきず、
オーディエンス全員の眼がキョトンとした状況の中で楽曲が進行している感じになっています。

これがジェネレーションギャップというものなのですね。

この感じは、
本家EL&Pのハイヴォルテージのライヴでの「悪の教典#9第一印象パートⅡ」の、
オーディエンスの合唱とは対称的でありますが、
客層が異なるので仕方ありません。

それでも、このビーハイヴライヴの会場にいた方の1人ぐらいは、
その後で「恐怖の頭脳改革」のCDを聴いたかも知れないです。

以上。

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PLAYING THE HISTORY / MARCO LO MUSCIO / JOHN HACKETT / CARLO MATTEUCCI

2015-04-24 16:19:00 | 他のアーティストによって演奏されたEL&Pの曲
PLAYING THE HISTORY /
MARCO LO MUSCIO / JOHN HACKETT / CARLO MATTEUCCI



ジャケットブックレットの内容は、ヴィジュアル的にも充実しており、
とても手が込んでいるのですが、
肝心のジャケットの絵柄がややチープ
真ん中の岩とか樹木の絵は、
切り取って適当に貼り付けた感じ


スティーヴ・ハケットの実弟であるジョン・ハケットが参加している、
著名プログレミュージシャンの楽曲をカヴァーしたものや、自らの楽曲等を、
過去の音源等も集めて、全17曲収録したアルバムです。

2013年リリース、全曲インスト。

通販サイトでは、ジョン・ハケットは、マルチ・インスト奏者との説明がありました。
ロバート・ベリーのように歌を歌ったりしないようなので、
そのような表現になっているのかも知れません。
このアルバムではフルートも演奏しています。                                                      
あとの2人は、
イタリア出身のマルコ・ロ・ムシロというピアノ・オルガン奏者(主にパイプオルガン)と、
イタリアのジェネシスのトリビュート・バンドのメンバーであるカルロ・マテウッチというベース・ギタリストであると、
通販サイトの説明にあります。

この3人が基本メンバーとなって、プロジェクトを組み、
曲によってはゲストが参加しているという構成です。

1曲目に「聖地エルサレム」が収録されています。

「聖地エルサレム」はエマーソン、レイク&パーマーの作曲ではありませんが、
EL&Pが演奏したもの、いわゆるキースのシンセサイザーのメロディー等を、
しっかりと取り入れているので、
あくまでも、EL&Pの曲を演奏してみたという事のようです。
収録曲一覧にも、そのように記載されていますね。

マルコ・ロ・ムシロという方のソロアルバムを聴いた事はないのですが、
このアルバムにおいて使用している楽器は、あくまでも、パイプオルガンが中心で、
「聖地エルサレム」においてもパイプオルガンを使用しているわけです。

その音が醸し出す重厚感というものは、プログレッシヴロックの著名な曲を取り上げてはいますけど、全編を通して、ロック音楽を聴いているという感じはしません。 

とてもクラシック音楽のような感じが漂っています。

先般取り上げたロイヤル・フィルハーモニック・オーケストラの方が、
まだロックに近い感じがしますね。

ジョン・ハケットは兄のスティーヴ・ハケットを尊敬しており、かなり仲も良いようです。
スティーヴ・ハケット名義の曲が、4曲も収録されていて、本人が参加している曲もあります。

他の曲は、リック・ウェイクマン、ジェネシス、VDGG、ピンク・フロイド、
アンソニー・フィリップス、演奏者の自作など。
そして、キング・クリムゾンの「風に語りて」もあります。

以上。

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トゥー・メニー・ディージェイズ As heard on radio soulwax pt.2

2015-03-10 08:40:59 | 他のアーティストによって演奏されたEL&Pの曲
トゥー・メニー・ディージェイズ
As heard on radio soulwax pt.2




ジャケット
プラケースに透明シール






帯の拡大

ベルギーの兄弟ユニットのDJ、「トゥー・メニー・ディージェイズ」によって作られているアルバムなのですが、
この種の音楽というのは積極的に耳にした事がないので、
なかなか説明が困難。

日本語の解説から一部抜粋すると、

「ヒットしたR&Bやヒップ・ホップのヴォーカル、ラップを全く関係のないインストにミックスしたりする~」

そんな感じの音楽です。

このブログでは、エマーソン、レイク&パーマー名義による「リ・ワークス」という3枚組のCDを取り上げた事があります。
それはEL&Pのアルバムの音源から同じフレーズを反復させたりして、ミックスさせて制作されたものでしたが、
「As heard on radio soulwax pt.2」の特徴としては、
全く違う傾向のアーティストの音源をミックスさせて曲を作っているアルバムとの事。

この種の音楽は、正式には、ミュージシャンやその音源の管理人より許可を頂戴する必要があるので、
公式にリリースされている品物はあまり多くないという説明もありますが、
この「As heard on radio soulwax pt.2」に関しては、
時間をかけて、一つ一つの音源の許可を得てリリースする事ができたようです。

耳慣れない音楽ではありますが、
帯の表記によると、本アルバムは、世界中で30万枚以上のセールスを記録しているらしく、
2002年に最初にリリースされてから、
ジャケットを少しずつ替えたりしながら、再リリースされており、
日本でも2009年に国内盤が初めて登場したとの事。

このアルバムの最初に登場するのが、EL&Pの演奏による「イントロダクトリー・ファンファーレとピーターガン」を用いたミックストラック。
ベースメント・ジャックスというダンスユニットの曲「ホエアズ・ユア・ヘッド・アット」というのと、ブレンドさせているわけです。

「イントロダクトリー・ファンファーレとピーターガン」は、
ほぼ通常通りに進行しており、
それにヴォーカルが違和感なく被せられており、
問題作「リ・ワークス」よりも、かなり面白い感じがしました。

ベースメント・ジャックスというのも初耳でしたが、
デビューアルバムが英国チャートで第一位を記録してからも、
輝かしい経歴を多く持っているようです。


以上。

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シンフォニック・ロック 3CD ロイヤル・フィルハーモニック・オーケストラ

2015-02-09 15:23:28 | 他のアーティストによって演奏されたEL&Pの曲
シンフォニック・ロック 3CD 
ロイヤル・フィルハーモニック・オーケストラ





3枚組だと、
90年代初め頃までの2枚組のように、
厚くなりますね


ポップスの著名曲をオーケストラで演奏している3枚組のCDです。

ロイヤル・フィルハーモニック・オーケストラは、
この遣り方で、かなりの枚数のアルバムをリリースしていますね。

一つのバンドやアーティストに的を絞ったアルバムも幾つかあるようですが、
この3CDは様々なアーティストの著名曲を取り上げています。

以前、紹介したポール・モーリアの「華麗なるスーパー・スターの世界」に似ているところがありますが、
ポール・モーリアのアレンジが割と静かなイージー・リスリング系なのに対して、
こちらの演奏はややダイナミックな感じがしますね。

3枚目の冒頭に「FANFARE FOR THE COMMON MAN」が、EL&Pの曲という事で、収録されています。

どうせなら、コープランドの曲よりも、EL&Pのオリジナル曲を取り上げて欲しかったと思いましたが、
これが英国におけるEL&Pの最大のシングルヒットになるので、仕方ありません。

収録時間の記述から、シングルヴァージョンである事が推定されましたし、
もともとはコープランドの曲なので、本来のオーケストラヴァージョンをオーケストラが演奏してもどうしようもないのではないかと思いもしましたが、
私の勝手な憶測をくつがえして、EL&Pがロック調にアレンジしたものに近づけた演奏になっていました。

なるほど、これだと、
確かに「EMERSON,LAKE&PALMERのFANFARE FOR THE COMMON MAN」という事なりますね。

ここまでやってくれるなら、クィーン、エルトン・ジョン、ピンク・フロイド等、
一つのアーティストで1枚制作しているように、
EL&Pのみに絞ったアルバムを一枚制作してもらいたいところですが、
売れないからやらないでしょうね。

以上。

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ポール・モーリアの決定盤ベスト2枚組CD盤~オリーヴの首飾り

2014-05-10 10:57:59 | 他のアーティストによって演奏されたEL&Pの曲
ポール・モーリアの決定盤ベスト2枚組CD盤
~オリーヴの首飾り
2008年リリース




帯部分がプラケースを覆う仕様
プラケース内のジャケットは、
四角の写真の部分ですね


ポール・モーリアのLP盤「華麗なるスーパースターの世界」を昨年取り上げましたが、
そのアルバムに収録されていた「セ・ラ・ヴィ」が収録されているCDって、
あまり無いようでもありますし、
ひょっとしたら、今日取り上げるCDだけに収録されているのかも知れません。

ポール・モーリアのマニアが購入すると思われる、
数万円の大全集等、4枚組から10枚組のCDセットも何点か存在します。
しかし、私が検索した限りでは「セ・ラ・ヴィ」は収録されていない感じですね。

それからすると、
このCD2枚組は、
「セ・ラ・ヴィ」が収録されている唯一のベスト盤という事になります。

ポール・モーリアの他界後に制作されたものですね。

このベストCDに関しては、
LP盤「華麗なるスーパースターの世界」とは違い、収録曲の原曲「セ・ラ・ヴィ」に関する説明がどうしようもない感じですね。

抜き書き

「セ・ラ・ヴィ」はフランスのトップ歌手ジョニー・アリディのヒット曲で、フランス人がよく使う言葉「これが人生さ」が原題です。(解説ブックレット 7頁より)

これでおしまいです。

EL&Pの文字もグレッグの文字もなし。

収録曲のリストには、作曲者名の記述があって、(Lake/Sinfield)と書かれていますが、
そこだけですね。

この仕事に比べると、
グレッグ本人の歌唱入りとはいえ、
「オムニバスアルバム クリスマス・キャロル 2009年リリース」
(オムニバスアルバムのカテゴリーに入っています。)
の解説が秀逸すぎますね。

「セ・ラ・ヴィ」の演奏がCDに収録された事は嬉しいですが、
もう少し解説でEL&Pに迫って欲しかったですね。

以上。

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ドッケン / ワン・ライヴ・ナイト 1995年リリース

2014-01-16 13:42:03 | 他のアーティストによって演奏されたEL&Pの曲
ドッケン / ワン・ライヴ・ナイト
1995年リリース



画像 帯とジャケット

ドッケンというバンドに関して詳しいのは、
ヘヴィメタル系の音楽を好んで聞く人かも知れません。

80年代に成功をおさめたバンドなのですが、
私は、あまりヘヴィメタル系の音楽は聞かない事も加わって、
関心を持った事は全くありませんでした。

このバンド、一度、解散をしたようなのですが、
再結成時に、どういうわけか、
アコースティックなライヴ、「アンプラグド・ライヴ」を行っていたようで、
本アルバムは1994年に行われたライヴ音源との事。

アルバムは、オリジナル曲の他に、ビートルズの曲も取り上げており、
メンバーの1人に選曲のインタビューをした際に、
エマーソン、レイク&パーマーの「フロム・ザ・ビギニング」も70年代の大ヒット曲という事で取り上げられたようです。
但し、そのインタビューをされたメンバーは、
「フロム・ザ・ビギニング」には、ほとんど関心がない様子であり、
その他のメンバー数人が、選曲に関わっていたようなので、
曲に対する熱い想いは、
解説からはつかみ取る事ができないのが、
EL&Pファンとしてはやや不満。

その「フロム・ザ・ビギニング」ですが、
とても、丁寧な演奏をしていますね。

このブログでは、EL&Pの曲を他のアーティストが演奏する事を、
積極的に取り上げる事にしていますし、
プログレ系のバンドが、トリロジーから「永遠の謎」を演奏したアルバムを取り上げた事がありますが、
「フロム・ザ・ビギニング」は、確か、初めてでしたね。

1994年は、再集結EL&Pが、ブラック・ムーンに続く次回作に向けての取組をしていた頃なので、
このライヴ演奏時には、バンドとしてのEL&Pがしっかりと存在していた時期という事になりますね。

このアルバムは、EL&Pとビートルズを演奏しているというところが、
以前、取り上げた国府弘子のアルバムと共通しています。

以上。

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あるいは関連づけた品物のあれこれを、私自身の思い出、感想、私的な意見、観察日記などによって綴っております。
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2014年1月16日 yaplog!
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Jeff Larsen Plays Emerson, Lake & Palmer Solo Fingerstyle Guitar Arrangements of ELP’s Early Greats

2013-11-01 12:51:14 | 他のアーティストによって演奏されたEL&Pの曲
Jeff Larsen Plays
Emerson, Lake & Palmer
Solo Fingerstyle Guitar Arrangements of
ELP’s Early Greats



画像 ジャケット 届いた時からケース割れ
向かって右下部破損
ケース交換の時間がとれない


2010年にリリースされた本作品は、
EL&Pのアルバムに収録されている曲群の中から、
幾つかを選んで、アコースティックギターのみで演奏したものですね。

収録曲は、

1.夢みるクリスマス 3:05
2.ラッキーマン 4:24
3.トリロジー 7:21
4.庶民のファファーレ 6:12
5.タルカス 12:02
6.フロム・ザ・ビギニング 4:45
7.スティル・ユー・ターン・ミー・オン 3:06
8.永遠の謎 part1~2 7:15
9.セ・ラ・ヴィ 4:52
10. 悪の教典#9第1印象part1~2 13:10



EL&Pが演奏した曲を演奏しようとするミュージシャンが、
音楽のジャンルを越えて存在する事は、これまでも取りあげてきました。

それは、ジャズ畑の人であっても、クラシック畑の人達であっても、
少ない場合でも、数人のユニットによって、演奏が為されていたわけですが、
これに関しては、アコースティックギター1本でチャレンジしています。
ヴォーカル曲もありますが、歌は入っていません。

収録曲でお解りいただけるように、
グレッグ主体のナンバーにとどまらず、「タルカス」や「悪の教典#9第1印象」等にも果敢に取り組んでいるところが驚きです。

EL&Pのアルバムを長いこと、聞き倒してきたファンには、
とても新鮮に感じられますね。

私が面白いと思ったのは、
「庶民のファンファーレ」。

「庶民のファンファーレ」はEL&Pの曲ではないけれど、
あくまでも、EL&Pの演奏した「庶民のファンファーレ」をギター一本で、
どこまで表現できるかという事へのコダワリが感じられました。

ラッキーマンのフェイドアウトラスト部の表現も、
かなりググッときますね。

曲全般において、
キースのキーボード部に関しては、
原曲に忠実にアコースティックギター音でなぞりながら、
完全表現できない部分を、うまいこと処理している感じがします。

「Jeff Larsen」という演奏者に関しては、ほとんど調べようがありませんでした。

ほとんど知られていない方かも知れません。

以上。

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ポール・モーリア 華麗なるスーパースターの世界 1978年リリース

2013-07-26 15:52:28 | 他のアーティストによって演奏されたEL&Pの曲
ポール・モーリア 
華麗なるスーパースターの世界 
1978年リリース



画像① ジャケット


画像② 帯下部



画像③&④ 裏側右上部と拡大

ポール・モーリアが「セ・ラ・ヴィ」を取りあげて演奏しているのを知ったのは、
ネットをやるようになってからですね。

熱心なEL&Pファンの間では、かなり知られていたようで、ポール・モーリアの「セ・ラ・ヴィ」がラジオで流れていたのを聞いた事もあるそうです。

このアルバムは日本の国内のみで発売されていたもので、
タイトルは「華麗なるスーパースターの世界」となっています。

つまり、「華麗なるスーパースター」達の曲をポール・モーリアが演奏しているわけです。

写真のようにジャケットの裏が解説になっておりまして、
「セ・ラ・ヴィ」も収録曲の中心的な役割を果たしている何曲かに含まれている表記の仕方があり、
曲の紹介の部分では、EL&Pが久しく演奏活動を休んでいた事にも触れていて、
レイク&シンフィールド作品である事を明記しています。

これを読んだだけでは、「セ・ラ・ヴィ」を取りあげた理由は、単にポール・モーリアが気に入ったからであると思ってしまいますが、
以前、このブログに取りあげたジョニー・アリディーの「セ・ラ・ヴィ」がNo.1に輝いた事も少なからず影響していると思います。

普段、ロックを中心に聞いていると、ポール・モーリアとかは全く聞く機会がないわけですし、
イージー・リスニングは、ヒーリング・ミュージックの類とも違って、
かなり意識して聴かないと何となく音楽が流れて終わってしまうような「のっぺり」した感じがあります。
「セ・ラ・ヴィ」もそのような感じで仕上がっているのですが、サビの部分にコーラスが被せてあるので、「セ・ラ・ヴィ」だと解ります。

また、ポール・モーリアはブラジル音楽をこよなく愛していたという事が書かれていますが、
「セ・ラ・ヴィ」をアルバムタイトルにしたブラジル盤も存在していたようです。

EL&Pは他者の作った曲を自分達のもののように演奏する事に長けていたという事がバンドの特徴の一つとされる事がありますが、
EL&Pの作った曲も、こうして他者によって演奏されている事が解るアルバムの一つといえましょう。

以上。

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2013年7月26日 yaplog!

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Influence Shaw & Blades 2007年

2013-07-06 17:49:59 | 他のアーティストによって演奏されたEL&Pの曲
Influence 
Shaw & Blades
2007年



画像 ジャケット

スティクスのトミー・ショウとナイトレンジャーのジャッグ・ブレイズのユニットによる、
二人のお気に入りのミュージシャンの楽曲を演奏したアルバムです。

この二人は歌えるギタリストとベーシストのようですね。

そもそも、ナイトレンジャーなんて、バンド名を耳にしたぐらいの知識しかありませんでした。

スティクスの方は、超ヒット作「パラダイスシアター」より前の曲を何曲が耳にしており、
アメリカンプログレ系であって、そんなに悪い印象も持っていませんでしたが、
レコードを買ってみたいほど関心が高まらなかったですね。
また、「Mr. Roboto」は関心があるないに関わらず、当時の洋楽ファンであれば、
耳に残る曲でした。

検索してみると、このユニットに辿り着かざるをえない様々な経緯もあったようですが、
結果として、このユニットで、今までに2枚リリースしており、
1枚目はオリジナルの楽曲で占められていて彼らに関心のある方達の評判も良いようです。
そして、この2枚目ですが、
影響を与えてくれたミュージシャンへのトリビュートみたいな感じなのでしょう。

5曲目に「ラッキー・マン」が収録されています。

グレッグの声とは異なるわけですが、マーク・ボニーラが歌っているラッキー・マンに近い感じもしました。

あとは、キースのシンセの部分ですね。

エレキギターであのうねるような音に果敢にチャレンジしており、
完全なコピーをせずに、あの味を何とか出そうとしている様子が伝わってきます。

悪くないですね。

トリビュート曲としての完成度は高いように思いますね。
国府弘子のアルバムでは、タルカスがビートルズナンバーにサンドイッチされていましたが、
このアルバムにおいては、サイモン&ガーファンクルのナンバーに、ラッキー・マンがサンドイッチされています。

EL&Pが作った名曲は、世界的に著名なミュージシャンの曲の間に挟めるだけの光を放っているのでしょう。

以上。

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2013年7月6日 yaplog!

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マスターマインド / エンジェルズ・オヴ・ジ・アポカリプス

2013-05-14 17:11:10 | 他のアーティストによって演奏されたEL&Pの曲
マスターマインド /
エンジェルズ・オヴ・ジ・アポカリプス
1999年リリース



画像 帯とジャケット

マスターマインドは、
マーキー誌の定期購読を始めた頃、巻末の広告に紹介されていたバンドでした。
アルバムの紹介を見るとEL&Pがどうのこうのという箇所があったのは、
うっすらと記憶していました。

加えて、ネットをやるようになってから、EL&Pファンのホームページで、
EL&Pのフォロワー、あるいは音楽的な要素を継承しているバンドの一つとして紹介されていましたね。

それでも、触手が伸びなかったのは、このジャケットが購入意欲を削いだからですね。


画像 とっつきが遅れた原因となったジャケット

私みたいに時々、ジャケ買いをしたりする者には、
「う~ん。ちょっと。」
みたいな感じでした。

そんな感じでこのバンドとの距離は全く縮まる事なく過ごしていたのですが、
当ブログの「ヤプミー!」になってくださっているhideakimさんが、
アメブロのブログの中で、マスター・マインドがEL&Pの「永遠の謎」を演奏しているという映像(音)をアップしているのを知る事ができました。

Hideakimさん、ありがとうございます。

自宅のPCの不調でその音を聴く事ができなかったので、
中古盤で購入してみたのが、このアルバムですね。

他のアルバムのレビュー等を読むと、どうやら、マスターマインドというバンドの音楽をこのアルバムだけで判断する事はできないようですが、
少なくとも、このアルバムに収録されている楽曲の傾向性は、私が普段、聴いて楽しむタイプの音楽とは違う感じですね。
いわゆるメタル系というものだと思います。
メタル系といっても、いろいろなメタルがあるようなのですが、
解説には様式美という言葉が使用されていましたね。

そんな中で、ボーナストラックとして、9曲目に収録された「永遠の謎」。

本アルバムからプログレ好きの女性ヴォーカリストが入ったという事や、
その女性ヴォーカリストがEL&Pが好きという説明もあり、
12分18秒に渡るエネルギッシュで情熱的な「永遠の謎」が収録されています。

EL&Pの「永遠の謎」を知っている人にとっては、
出だしの数分で「永遠の謎」と解るので、
曲そのものはあまりいじっていない感じです。
フーガに該当する部分に関しては、パワー押しまくりの独自のアレンジを施してあり、
EL&Pへの熱い想いを思わせるフレーズも登場します。
そして、パート2に戻って、ドラマティックなエンディングを迎える。

なかなか聴き応えがありますね。

パワー押しまくりの楽曲が並んでいるこのアルバムですが、
その中で、「永遠の謎」は、異彩を放っている曲であると感じます。

EL&Pというと、プログレの中での体育会系的な言われ方をされる事があります。
それはゴリ押しスピード感のあるライヴでの展開や、ステージパフォーマンスによるものに注視した場合の一つの見方かも知れません。

ただ、
メタル系のバンドがアレンジして演奏する事によって、
EL&Pの楽曲というのは、
決して、パワーだけではないものを秘めているのだなと思ってしまいましたね。

他のバンドの演奏によって、原曲の素晴らしさもまた浮き彫りになるような感じです。

以上。

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あるいは関連づけた品物のあれこれを、私自身の思い出、感想、私的な意見、観察日記などによって綴っております。
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2013年5月14日 yaplog!

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「賢人」が収録されたクラシックギタリスト木村大のアルバム「HERO」

2013-04-17 16:20:06 | 他のアーティストによって演奏されたEL&Pの曲
「賢人」が収録された
クラシックギタリスト
木村大のアルバム「HERO」
2013年3月21日リリース



画像 帯とブックレットジャケット

収録曲
1.Ayers Rock (木村 大)
2.SPANISH FLY (VAN HALEN)
3.PURPLE HAZE (JIMI HENDRIX)
4.FRAGILE (STING)
5.DEE (RANDY RHOADS[OZZY OSBOURNE])
6.INSPIRATION (GIPSY KINGS)
7.LOVIN'YOU (MINNIE RIPERTON)
8.BRON-YR-AUR (LED ZEPPELIN)
9.CHANGE THE WORLD (ERIC CLAPTON)
10.BECK'S BOLERO (JEFF BECK)
11.THE SAGE (EMERSON,LAKE & PALMER)
12.earth (木村 大)


木村大の事は全く存じていなかったのですが、
たまたま知る事になりました。

1982年生まれのクラシックギタリストで、
知っている人は知っている人のようですね。

ウィキを読むと、1999年に17歳でデビューアルバムがリリースされたのですが、
5万枚売れたとの事。
クラシックCDのジャンルとしては大ヒットになるようです。

「洋楽ロックでも、国内でアルバムが2万枚売れると元は取れる」と、
1982年に東芝の洋楽担当者が言っておりました。

(ごめんなさい。
2万だったか5万だったかは、はっきりと覚えておりません。
どちらかである事は間違いないのです。
もし、2万だったら5万も売れると元をとった上に利益がさらに増す事になりますね。)

木村大は、このアルバムに関するBARKSのインタビューの中で、
「収録曲の中で一番しびれた曲は?」との問いかけに対し、
「エマーソン・レイク・アンド・パーマー」の「THE SAGE(賢人)」と述べており、
自分自身が作曲した以外の曲でアルバムの最後に持ってきたのもそれが理由のようです。
しびれた理由もインタビュー記事に書かれていますね。
「賢人」に関して、楽曲だけではなく作詞への敬意も語っています。

(BARKSのインタビュー記事において、エマーソン・レイク・アンド・パーマーと記述されていますね。このような表記はあまり見かけないので、記事を起こした人がEL&Pを知らないためかも知れません。)

木村大の「賢人」ですが、
EL&Pのアルバム「展覧会の絵」の音楽が、
木村大のギターの音を聞きながら浮かんできます。
久しくEL&Pの「展覧会の絵」を聞いていない人は、
グレッグの声とギターを改めて聞いてみたくなる気持ちが湧いてくるように思います。

それは木村大の演奏とグレッグの歌と演奏が異なっているから、
原曲を聞いてみたくなるという想いではなく、
木村大の原曲への敬意の想いが音として迫ってくるからのような気がします。

EL&Pはキース主導の楽曲だけではなく、
グレッグ主導の楽曲も、
ジャンルを越えた優れたミュージシャンに影響を与えているという事を、
感じさせてくれる1枚でした。

以上。

本ブログは、エマーソン、レイク&パーマーに関する品物のあれこれを、
思い出話や気ままな感想と共に綴っております。
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2013年4月17日 yaplog!

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ポール・ギルバート ギターズ・フロム・マーズ2 (ロック編) 1996年

2013-03-11 11:16:17 | 他のアーティストによって演奏されたEL&Pの曲
ポール・ギルバート 
ギターズ・フロム・マーズ2
(ロック編) 1996年



画像 VHSパッケージ

インターネットで検索する遣り方を初めて学んだ頃に、
当然のように、「キース・エマーソン」とか「EL&P」とかで検索をしてみたわけです。
その時に、EL&Pのメンバー以外で引っかかってきたのが、
2人のアーティストでした。
しかもその時点まで、
2人のアーティストの名前は全く存じておりませんでしたね。

2005年のキース・エマーソンバンドのコンサートの時は、
インターネットでチケットを購入していたので、
それよりも前ぐらいの話になりますね。

その2人とは、

1人は、「吉松隆」。

アトム・ハーツ・クラブ組曲というのがありました。
今日では、アトム・ハーツ・クラブ組曲がどのような発想によって制作されたかは、
東京オペラシティのライヴ盤も発売されているので、
EL&Pファンやプログレファンの多くが知るところだと思います。
この時、そのアトム・ハーツ・クラブ組曲が収録されたCDは、英国盤しか発見できなかったのですが、
もしかしたら国内盤はリリースされていなかったのかも知れません。

「国内盤がなくて、英国盤があるというのは、海外で評価されている方なのか。」
と思ったりしたものです。

あまり安くもなかったものですから、カートに保存したまま今日にいたっております。

その吉松隆氏の3月20日の還暦記念のコンサートに、
キース・エマーソンが鑑賞にくるとの情報を、
昨日、何人かの知人から頂戴しました。

ありがとうございます。

鑑賞だけで終わるのかどうかは、
主催者側の機転次第と言えそうですね。

サプライズに期待。

そして、もう1人は、「ポール・ギルバート」。

彼はロックの分野の人ではありましたが、
如何せん、80年代の後半からは流行っているロックシーンに全く疎かったものですから、
彼の事も全く何も知りませんでした。

ポール・ギルバートが所属していたバンドは「Mr.Big」というハードロックバンドです。
その「Mr.Big」のベーシストであったビリー・シーンに関しては、
ナイアシンというトリオプロジェクトがキーボードマガジン誌上で大きく紹介されていた事もあり、
CDを購入した際にその名前だけは知る事になりました。
しかし、ハードロックバンドの「Mr.Big」自体に関心を持った事はなかったわけです。

そして、
ポール・ギルバートが「悪の教典#9第1印象パート2」を演奏したライヴアルバムがある事を知った訳ですが、
同時に、
彼がエレキギターの教則ビデオを制作するような方である事も知りました。

地元のCDショップにその教則ビデオを発見したのですが、
あまり安いとは言えないので、購入は見合わせました。

それで、中古で購入したのが、このVHSというわけです。

この教則ビデオは私のように楽器を嗜まないロックファンであっても、
ほとんど退屈しませんね。

教則ビデオ最後のデモンストレーション曲として、
ドラムスとベース等がカラオケの、
「悪の教典#9第1印象パート2」が演奏されます。
ポール・ギルバートはヴォーカルもやります。

キースのキーボードソロの部分と、
グレッグのエレキギター音の部分の両方を演奏で取り入れ、
オリジナルのメロディーを損なう事なく、
自らのエレキギタリストとしての音のパフォーマンスを見せつけてくれます。

EL&Pファンにとっては、とても好感の持てる再現と言えますね。

先日取り上げたグレッグのライヴの「悪の教典#9第1印象パート2」のカラオケの方は、
キースのキーボードソロのメロディーが省略されていたりするので、
その部分に関しては、ポール・ギルバートの1人演奏の方がオリジナルに近いです。
全国に何人いるかは定かではありませんが、ポール・ギルバートの悪の教典をきっかけとしてEL&Pに辿りつく方もいるようですね。
以前、そのようなブログを読んだ記憶があります。

2010年にエディ・ジョブソンのプロジェクトで、
ビリー・シーンは、マーク・ボニーヤなどと共に来日して演奏しているので、
今日においては、
ポール・ギルバートも人脈を辿ればEL&Pに近いところに存在しているミュージシャンとも言えます。

以上。

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Johnny Hallyday(ジョニー・アリディ)のC'est La Vie

2012-10-15 12:51:20 | 他のアーティストによって演奏されたEL&Pの曲
Johnny Hallyday(ジョニー・アリディ)の
C'est La Vie



画像① CDのジャケット


画像② ジャケットのブックレットの内容の一部

これは、グレッグ・レイク&ピート・シンフィールドの作品である、
「C'est La Vie」が1曲目に収録されたCDです。

グレッグのインタビューを読むまでは、
このジョニー・アリディが歌った「C'est La Vie」のシングル盤がある事も、
ジョニー・アリディに関しても全く知りませんでした。

グレッグの話によると、
このジョニー・アリディがシングルとしてリリースした「C'est La Vie」が、
フランスではNo.1のヒットになったという事でした。

では、その「C'est La Vie」がいつ頃、リリースされていたかという事なのですが、
どうやら、1977年のようなのです。

つまり、「WORKS VOLUME 1」と同じ年にリリースされたという事になりますよね。

ジョニー・アリディ、ないしは彼の周辺のスタッフが、
「WORKS VOLUME 1」収録の「C'est La Vie」をすぐにジョニー・アリディに歌わせてみようという話になったという事になりますね。

フランスの音楽や映画に詳しい方であれば、
このジョニー・アリディに関して大雑把な知識を持っていると思われます。

ウィキで調べてみたら、
フランスでは国民的歌手との事。
しかも、2009年の時点においても、レコードセールスやツアーで、
フランスセールス番付第一位を獲得しているとの事。

息の長い方なのですね。

日本でいったら、
「美空ひばり」に匹敵するような方なのかも知れません。

そう考えると、ジョニー・アリディの「C'est La Vie」フランスチャート第1位の背景には、
楽曲の良さだけではなくて、
ジョニー・アリディのスター性も覆い被さった結果のように思いますね。

で、
その「C'est La Vie」ですが、
名曲「C'est La Vie」がこんな歌われ方をしてしまったのかという事は、
全くありません。

そこは、さすがに国民的歌手、
よい声と声量であると思うわけです。

(グレッグより良いとかという意味ではありません。念のため。)

アレンジは、基本的に同じなのですが、
アコーディオンのメロディーは全く使用されず、
柔らかめの音色のエレキギターが、ほとんど印象に残らないフレーズを刻んでいます。

ジョニー・アリディの声が良ければ、
余計な技巧は必要ないという事なのかも知れませんね。

以上。

いつも覗いてくださる方々へ。

お世話になっています。

私事ですが、
先週から家族が入院したので、
更新が滞りがちになる時もあると思います。

ブログの更新頻度が、
EL&Pみたいに急に失速したなと思われた方、
そんな事情でございます。

仕事中に書いているとはいっても、
家庭の事情が発生すると、通常とは違う状態になりますね。

今後とも、よろしくお願いいたします。

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2012年10月15日 yaplog!

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